僕の名前は奏汰(かなた)。5人組歌い手グループいれいすに憧れる12歳。活動名はもう決まってる。‐hotoke‐。ちなみに‐が付いてるのはかっこいいから!
僕は歌い手になりたいだけで、別にいれいすになりたいわけじゃない。僕はいれいすの、自分の大好きで憧れてる人がみた景色を見てみたい。というかいれいすに入ろうとしても年齢差が違い過ぎる。だって歌い手になれるのって頑張っても17ぐらいでその時にはもうりうらくんも26歳くらいだから。
ここだけの話、推しは箱よりのいふくん!
↑段落ってこんなに字ちいさかったっけ?by主
2023年5月16日、車の中…
お母さんがそういった途端車は崖から落ちて行った。車はゆっくりと落ちて行った。ゆっくりと。
ゆっくりと動くその景色は細かく脳裏に刻み込まれてゆく。
とにかく身体中が痛かった。いろんなものにぶつかって。その間も車はゆっくり落ちていった。
ゴンッガンッグシャァッ!
どうやら車は落ちたらしい。隣には血だらけで動かないお母さんがいた。
返事はなかった。お母さんを助けたい。なのに僕の身体は動かなかった。力が全く入らない。お母さんがああなってるんだから僕だって同じようになっているんだろう。
どんどん視界が真っ黒になっていく。僕はもう死ぬんだな。あ~ぁ。武道館、見たかったなぁ。あ~ぁ。歌い手なりたいなぁ…
ここまでが僕の持っている前世の記憶。僕はほとけに生まれ変わったみたいだ。
転生と言ってもいきなり転生したわけじゃなくて今世の記憶ももちろんある。前世の記憶を持っている人みたいな感じ。ちなみに今は2008年。今一番困ってること。それは…
ここから僕のほとけとしての‐hotoke‐になるための生活がスタートした。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!