♡side
俺の専属の使用人が変なやつになった
他の使用人は片付けてかせず特に料理を持ってくる以外この部屋には出入りしなかった
ソファーへ移動する時も手を引いて誘導してくれたり、ご飯を食べる時食べさせてくれたり変わってるやつだな
お風呂も洗ってくれたり俺が外に行きたい時はちゃんと支えてくれてる
♡「そんな仕事しても給料はそのままだぞ?」
□「わかってますよ!」
給料があがるのがもくてきじゃないらしい
どうしてそんな優しくするの?
ゴロゴロドカーン!
♡「わっ!ビクビク」
□「ゆうや様?もしかして雷が苦手ですか?」
♡「ち、違う!全然平気だ!」
ピカッ!ドカーン!
♡「わっ!」
□「ふふっ、大丈夫ですよ〜」
□「ギュー、よしよし」
♡「子供扱いするな!」
□「子供扱いじゃないです」
♡「雷終わるまでこうしてろ////」
初めての感覚、今までこんなことされたことない
♡「うぅ〜(。>︿<。 )」
□「どうされましたか?そんなに怖かったですか?」
♡「違う〜どうして、どうしてお前はそんなふうに優しくする……(><)」
□「他の使用人から過去のこと聞きました、とても不幸で可哀想だと思いました、なのでこれからは楽しく生きられるようお手伝いしようかなと」
♡「ふふっ^^*ほんと変なやつだな」
□「ふふふっ^^*」
♡「あっ!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!