〈あなたの下の名前 side〉
黒板には、私と愛莉が飛び抜けて同率一位、
次いで轟が二位、
その次に爆豪と書かれていた
みんなは、驚いてくれているが、
私と愛莉にはこれが妥当な評価だと思う
爆豪が、私と愛莉の方を指さした
爆豪がザコなだけだぞ〜w
という煽りを込めてみる
轟との順位が逆転していたことにより
機嫌がすこぶる悪かったため、
私のちょーっとした煽りにもすぐ反応してくれた
やっぱ爆豪は単純で面白いw
クラスが、みんなのにぎやかな声で包まれる
本当に、みんな明るくて元気で可愛い…ッッッ
廊下から、ミッドナイトが
ムンムンとした色気を
振り撒きながら、歩いてくる
やっぱさ、エロすぎるって…
え、このエロさに反応しない
相澤ちゃんってさ、
ナニモノ?
もしかして睡眠以外の三大欲、
子宮に置いて来た?
クラスの男子勢の視線が、釘付けになっている
そりゃそうだよ、思春期男子には刺激強すぎ
── 15分後 ──
全員が、発表形式に
少し抵抗感を感じていると
一人だけ、自信満々に教壇へ向かった
わお…
ツッコミどころが多すぎて、
みんなして驚いちゃってんね
「マドモアゼル」ってなんだよ
この時だけは、クラス全員の意見が一致してたって
言い切れるな
…みんなのネームツッコミどころ満載すぎない?
可愛いけど!!
可愛いから全部、可愛いね♡ で終わるけど!!
…私、何言ってんだろ、
口を尖らせで、残念そうに呟く
うん、可愛すぎる、ほんと食べちゃいたい
ミッドナイトに向かって
それな、という意味を込め、
首が取れるほどの勢いでヘドバンする
── その後もみんなは名前を決めていき ──
やべ、みんなのネームに反応しすぎて
なんも決めてないや
何も思いつかず、机に気絶したように突っ伏す
すると、さっきのことをまだ恨んでいた爆豪に、
思いっきり煽られた
クソッッッ!!正論なのが本当に悔しいッッッ
え、え、
私達が喧嘩を仕掛けようとしていた矢先
可愛い女子達に仲裁された
ごめんね…ありがとう、そして本当に可愛いよ…
すると、なにか思いついたのか、
突如として、上鳴の頭上に電球が現れた
みんなが、それだ!!とでも言うように
色んなアイデアを上げていく
そこで、お茶子ちゃんが閃いたように
口を開いた
「月と太陽」
それに対して、
私と愛莉が思ったことはたった一つ ───
私が超ハイテンションで発言する
みんなして酷くね…?
私そんなにも落ち着かないか…?
梅雨ちゃんとお茶子ちゃんがフォローしてくれる
しかも、私のために
優しすぎるし、可愛すぎるだろ…
あなたの下の名前
ヒーロー名: ソレイユ
術式名: 仮想術式
技名:
迅雷…雷を操る
飄風…風を操る
紅蓮…火を操る
五月雨…水を操る
愛莉
ヒーロー名: ルナ
術式名: 大気術式
技名:
気圧操作… 空気や重力を操る。
真空にしたり、空気の性質を変えられる。
真空波… かまいたちのように、
刃を作り出して相手を切り刻む。
真空壁… 空気のバリアを作る。
大きさ、形、位置も自由自在。
ただ、強度は無下限には及ばない。
気弾銃… 空気の銃を指や手から出すことができる。
狙撃銃のように扱うことも可能。
大気重砲… 空気の大砲。
呪力量によっては月くらい大きいサイズのものも
作れる。
舞空… 空を自由自在に飛ぶ。
その後、盛大なドヤ顔をかました瞬間、
みぞおちに愛莉の屈強な拳が
見事にクリーンヒットした
── 数分後 ──
お茶子ちゃんが朗らかな笑顔で、
そう誘ってくれる
歯を食いしばりながら、
断腸の思いで誘いを断る
こんなにも優しくて、いい子達を
待たせてはいけないッッッ
〈愛莉side〉
すると、心操の後ろから
ゾロゾロと他クラスの生徒達がやってくる
── 一方、その頃 ──
物間の後ろから、
わんさかと美少女達がやってくる











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。