バシャッ
あー……(笑)
嫌な予感がすると思ったら…
こういうことか〜…
全身に力が入らない…
そろそろやばい?
「だ、大丈夫か…?」
「ほんっとにごめん、わざとじゃないんだ!!」
今更謝られてもなー…
でも、オルトくんにかからなくて良かった、!
機械は水に弱いって、寮長が言ってた
オルトくんはイデア寮長の大切な弟だから、怪我させるのは絶対にダメ…!!
オルトくんを守り抜いたよ、寮長!
やばい、だんだん意識が…
あれ?
なんか一気に体が軽くなった…
まだほんの数分しか寝てないはずなのに…
目が開かない…?
数分じゃこうはならないはず…
僕、一体何時間寝てたんだ?
声も1ミリも出ない…!!
どうしよう、意識は戻ってるのにこれじゃ…
『あなたの下の名前氏…』
これは…!イデア寮長の声!!
声が出ないから無理だけど、
本当はイデア寮長と喋りたいのに…
あああ…
寮長に心配をかけてしまってる!
今すぐ起きて「ごめんなさい!!!」って叫びたい……
始末…!?
トントンッ
今ノックの音したけど、誰か来た?
寮長どっか行っちゃうのかな…
オルトくんだ…!
本当に無事で良かった〜…
オルトくんにまで心配かけちゃってる…
オルトくんはぜんっぜん悪くない!!
勝手に庇ったのは僕だし、自分を責めないで…!
僕だって早く目覚めたい…!オルトくんは悪くないって言いたい!!
あとはこの重いまぶたを開けるだけ……!
(ぱちっ)
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。