走った
ただひたすらに走った
そんな事を言いながらも ただ1つ感覚的にそうではないかと思うところに 引かれるように走っていった
目的地につき答え合わせをするようにゆっくり顔を上げる
するとそこには他の木々に隠れこっそりと咲き乱れる桜の花と
梨の姿
(梨side)
特に理由はなかった
ただ どうしても衝動的にここに来てしまった
言い訳のように呟いた言葉は花びらと共に風に飲まれて言った
なんとも言えない空気が漂う
ふと思い出したのは殴り書きのようになってしまったメモ
机の上に出し忘れて引き出しにしまったままだったっけな
ただただ ゆったりと時間の過ぎる子の場所
ずっとここに居たいと一瞬でも思っていまう
全てがどうでも良くなるこの場所は僕ら 荒部海しか知らない秘密の場所
さくらの舞う中1人で静かに歌い出す……
何曲目だったっけな
そういえば この曲のサビ好きなんだよな……
え?何でベガが居るの!?
ほんとにコイツら……
(No side)
まぁいっか
そう3人が走り去る 思い出の木は噂ではこう言われていたらしい
森の中にある幻の願いが叶う捻れ桜と。
3人が知ることはこの先も無いらしいけどね
おしまい!!!
どうだったかしら?
次の作品も楽しみにしててね
挿絵
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!