ブウゥゥゥン
見慣れない景色を車が走っている
涼しい風の吹く初夏の日、俺___大神りうらはふぅっとため息をもらす
もう何年もこの様子だ
俺の家は転勤族で、しょっちゅう転出と転校を繰り返している
こんな状況で受験勉強なんてまともに出来ないよぉ…。
俺は助手席に座ってるお母さんに聞く
2学期にはもういないのか…。
俺は再びため息をもらす
そして、窓から外を見渡す
ピューン
部屋
俺はベットに寝転ぶ
ガチャ
外
なんで俺は土地勘ないのにふらふらと…。
いや、流石に高3にもなって迷子はない…はず…。
どこに行けば…。
待って、この時間帯変なおじさんとかが誘拐とかしてこないかな…?
怖くなってきたな…。
と、思ったとき…。
え?りうら誘拐される…?
俺は勇気を振り絞って後ろを振り向いてみる…。
声をかけたのはおじさんではなく、ピンク髪にバチバチのピアスをした同い年くらいの男の人だ
これが俺の夏を変えた彼との出会いだった________。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。