もうなにこれ、ノリツッコミの延長線上にあるんだけど泣
え?小川さんが俺のこと初めに見つけたん?
どうしよ感情が追い付かへん
藍が俺にスマホを構えてるのなんか気にならない程頭がパンクしている。
藍から首あたりに抱きつかれて「ぐぇ」と声が出る。
…まだやんのかよ。もう話し疲れたんだが
一日はあっという間にすぎて、夜になった。
ロビーにある自販機で水を買う。
…ちらちらこっち見てんだよなぁ
少し離れたところから俺に気づかれないようにいる藍の視線が痛い。
藍にペットボトルを渡す。
ロビーにあるソファーに座る。
昼間とは違う空気が流れている。
藍の頭をわしゃわしゃとなでる
…これ以上踏み込んでも俺がお前に話せることはもうないよ。
そんな俺の手を藍は頭からとって握ってくる。
藍の表情はどこか俺を哀れんでるように見えた。
藍の手から逃れる。
タツに話してることも、藍に話してることも、全部。
空になったペットボトルを捨ててから、タツがいる部屋へ戻った
ごめんね。タツ。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!