Side鴇崎
あの、これに関してはしょうがないと思いますよ。はい。
常に小川さんと一緒に居るせいで
心臓が持たない。
可愛いとかっこいいでフルボッコにされてます。
普通にタコ殴り状態。
練習終わりセッターの皆と帰っております。
疲労の原因のほとんどは誰かさんのせいですけど。
あれ?この後は…部屋のくじ引きして、ご飯か。
やったご飯大好き。
皆が集まっているところに行けば、部屋割りのくじ引きがもう始まっていた。
あ、小川さん見っけ。
相変わらずニコニコで超かわいいですね。
やはり俺は遠くで見るぐらいがちょうどいいのでは?
どうしよう本当に嬉しいけど、本当に嬉しいけど
ライフ削られすぎて変なこと言いそう。
てか言う。言う自信しかない。
目を合わせられなくて下らへんを向いていたら
小川さんは視界に入るように覗き込んできた。
いつのまにか手を握られている。なんで?
至近距離で無理やり目が合う。
腰が抜けた。
誰でもなるよこんなん。
ずるい。
いつのまにかタツに担がれていた。
小川さんも太志さんにネコみたいにして回収されて、
あんなに近かった距離はもう遠い。
今のはアウトってどういうこと?
NOside
小川をトキから引っぺがして座らせる。
その周りには大男たちがずらりと並んでいてさながら尋問のようであった。
すっとぼける小川に何人かが嚙みついた。
山内が出した結論に、藍達はうんうんと頷いて同意する。
しかし、またしても小川は一人解せない態度で座っていた。
…今この場にいる小川以外の人間全員が思ったであろう言葉。
「「「「「トキが好きなのはてめえだよ……」」」」」
できれば言ってしまいたい。
もういっそのこと自分が言ってやろうかとすら思ってしまう。
静寂の均衡を破ったのはこの男だった。
一人が言えば次々に自分の言いたいことを言い出す。
またしても一人放置されている小川は
ある事実に気付きそうだった。
ものすごい勢いで夕飯を食べているトキのもとに
向かった小川。
そしてその背中を見つめる取り残された人々。
Side鴇崎
タツと二人で黙々と夕飯を食べています。
…こうも冷静になると自分の行動が痛すぎる。
つらぴん泣
食堂の扉が勢いよく開けられたと思えば、
息を切らした小川さんがこっちに向かってきた。
互いに息を整えながら話す。
次回
鴇崎切腹確定!
デュエルスタンバイ!













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。