朝が来て目を覚ますと
私は泣いていた。
悪夢見たっけ。
夢の内容は思い出せない、時々だけどたまにある
きっとあの時のことかな
「りーなちゃん!朝ごはんはパパお手製のパンケーキだよーーん!」
この時姉さんなら突き飛ばして食べ始めるが
私は普通に座って
「パパありがと、いただきます」
この人の料理は悔しくもおいしい。
多分お店開いたら出せるレベル
姉さんの料理も………もうすこし成長しないかな…。
「どうどう?おいしい?」
「パパ近い…おいしいよ」
そして、私が食べ終わって家を出た。
いつも通りの住宅街を歩き
いつも通りの道を進む。
私は姉さんとは学校は違う。
海常高校の人間だ。
神奈川県だからすこし遠いけど
それでも私は海常がよかった。
いや、県外ならどこでもよかったんだ。
私は電車に乗ると
物凄い混雑していた。
電車だし朝のラッシュだし仕方ないよね…と思いながら私は乗り込む。
男の人を見るだけで体の震えが起きてしまう私にとったら
ここは地獄。
我慢…しなきゃ。
そう決意した時だれかの手が当たっていた。
うそ…気持ちが悪い…やめて……こわい…
「なにをしてるんですか?あなた」
その声とともに、私のことを触れていた人物はちょうど停車した駅の駅員に連れて行かれた。
私は助けてくれた誰かに手を引かれて、駅に着いた。
助けてくれた人は背が高く、その顔を見ると
「げっ、お前…」
「は…花宮…」
まさかのまさかで
姉さんや姉さんの学校誠凛が目の敵にする
大切な人の足を奪った、花宮真だった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!