第16話

13.
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2026/04/15 15:30 更新



五条悟 side.






五条悟
…僕はさ、性格、悪いんだよね。







準備を進める硝子を横目に、伊地知に言う。







すると伊地知は知ってます、と間髪入れずに答えた。








五条悟
伊地知、後でマジビンタ。

伊地知潔高
マ、マジビンタ…!?






動揺する伊地知を無視して、話を続ける。






五条悟
教師なんて柄じゃない。






実際、学生の頃の僕だったら、人に何か教えるなんて
考えもしなかっただろう。





五条悟
そんな僕がなんで高専で教鞭を執っているか…


五条悟
聞いて。






伊地知の方を見ると、彼は戸惑いながらも何でですか、と質問をしてくれた。









五条悟
…夢があるんだ。

伊地知潔高
夢、ですか…

五条悟
そっ、
五条悟
悠仁やその他諸々のことでも分かるとおり、上層部は呪術界の魔窟。


五条悟
保身バカ、世襲バカ、高慢バカ、ただのバカ…
五条悟
腐ったミカンのバーゲンセール。





五条悟
そんなクソ呪術界を、リセットする。







横で伊地知があぁ…と声を漏らすのが聞こえた。







五条悟
…上の連中を皆殺しにするのは簡単だ。


五条悟
でもそれじゃ、首がすげ替わるだけで変革は起きない。
五条悟
そんなやり方じゃ、誰もついてこないしね。





五条悟
だから、僕は教育を選んだんだ、
五条悟
強く聡い、仲間を育てることを。




五条悟
みんな優秀だよ。
五条悟
特に3年秤、2年乙骨。
五条悟
彼らは僕に並ぶ呪術師になる。







『…悠仁もその1人だった。』








言葉の奥に、消えきらない悔しさが残る。




思わずぐっと拳に力が入る。

























家入硝子
ちょっと君たち。







準備を終えた様子の硝子が、手袋をはめながらこちらを見て言う。







家入硝子
もう始めるけど、そこで見てるつもりか?







そう言い終わるか否か、硝子の背後で起こったことに目を疑った。







伊地知潔高
あ゙〜っ!


家入硝子
ん?






僕らが驚いている様子に、硝子も後ろを見ると
あっ、と声を漏らした。







伊地知潔高
ご、ごごごっ…
五条悟
ふっ、ははっ





目の前で起こったことに思わず吹き出す。





伊地知潔高
い、生きっ…生き返っっ…!!
五条悟
伊地知うるさい






パニック状態の伊地知が指差した先には、つい先程まで
硝子に解剖されようとしていた悠仁が、まるで何事も
なかったかように起き上がっていた。








台に座っている悠仁を見て硝子はちょっと残念、と
眉を下げる。






虎杖悠仁
あのぉ…恥ずかしいんすけど…







そう呟く悠仁に、硝子は何か着るものを取りに行った。







五条悟
悠仁。

虎杖悠仁
ん?




五条悟
おかえり!






片手を掲げると、おっす、ただいま!と言う悠仁と
手のひらを打ち合わせた。







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次回まで五条先生サイドで書きます!😖


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