💙、💎の元へ行く
💛、生徒に手を出す
💜、P活を始める
💎、海外逃亡
少し湿った 床に寝転がる。
クラクラして、上手く身体が起こせない。
視界が明るくて、ふわふわしている。
でも、
心配してくれる人は誰も居ない。
いつだって、
こんな日々なんて。
──こういう時は、あれに限る。
1時間ぶりに、お注射を打つ。
そして、小さな粒を2錠飲む。
ちょっぴり青臭い、
けど、慣れちゃえば気持ち良いオクスリの匂い。
お兄ちゃんが、
こんな人たちと関係を持っていたなんて。
お兄ちゃんをヤった後、ないくんのスマホが鳴り
見れば、
ここら辺では名高い、薬物乱用の常習犯だった。
俺が弟だと、
兄を殺したと伝えると、
すごく丁重に扱われた。
だから、まろが居なくなって、
クスリを求めたとき
何も言われずにもらうことが出来た。
一度飲むとハマるのは 本当だ。
こんなに気持ちいいのを、
知らずに生きていたなんて。
──ないくんは、やってたのかな。
この感覚が、なんとも心地良い。
だけど、
なんで寂しさは消えないんだろう。
人の暖かみを、
どうして求めてしまうんだろう。
こんな奴でも、
悲しいことに、
人に愛される感覚だけは残っていた。
一日中スマホを触る。
ないくんが、
意外とりうらの為にお金を残してくれてたみたい。
借りたお金は返せてたのかな?
なんて、到底 関係無いけど。
なんの気力も出なくて、
けど、それを注意してくれる人だっていなくて、
悪いのは全部、運のせい。
しょうがないよね。
検索履歴
よりを戻す方法
恋人 復縁
行方不明 捜索方法 警察に頼らない
身体の関係 セフレ、恋人の見分け方
「削除」
検索履歴を削除し、天井を見つめる。
でも、結局暇になり スマホを触る。
何度こうしたんだろうか。
無料の漫画を読み進める。
ちらちらと目に入る広告。
うざったい。
×を押してもまた出てくる。
クスリを始めてからイライラすることが
増えた気がする。
それ以上の快感があるから良いんだけど。
クレームの電話でもしてやろうかと、
広告を開いた。
開くと派手な文字が画面に映し出され
気が滅入った。
けど なんとなく、文字を読んでみる。
「P活、始めて見ませんか?」
これ以上見るのは辞めようかと思ったけど、
指が勝手にスクロールをしていた。
「P活男子、募集中!」
「ゲイ専用P活!
利用したい方はこちらをクリック!」
考えるより先にクリックする。
かわいらしい顔立ちの男性、
いや、男の子たちの顔が映し出される。
その中には、まだ学生と思われる人もいた。
好みな顔の人の 空き日を探す。
今日からP活を始めた子がいる。
まだ予定表はがら空きだった。
俺は即座にサイトにあるメアドに連絡した。
「初兎さん、明日の21:00から会えませんか?」
その子は、
兎のように かわいい子だった。
最期は、獣のように醜かった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!