第3話

No.3
1,119
2023/12/28 13:21 更新
家に帰ってからは速攻でいただいたアルバムを開封した。







中にはトレーディングカードが2枚、10曲入りのCD、そして映像特典として歌の収録やカバー写真などの撮影風景が入っていた。







上鳴電気
…写真でもめっちゃ可愛いな…




ふたつのトレーディングカードのあなたのアイドル名は、生で見たのと同じくらい、いやそれ以上な可愛さだった。







俺は思わず見とれてしまい、いつの間にか口角が上がっていた。







女の子は誰でも可愛いけど、こんなに見とれてしまったのは初めてかもしれない。








上鳴電気
…ってやっべ!
上鳴電気
俺ニヤけてんじゃねぇか…!






早速CDを聞いてみることにした。






CDラジカセにCDをセットし、曲を流す。







その第一声を聞いた俺は思わず目を見開いて、びっくりした。






上鳴電気
……!!す、すげぇ…!





透き通るような艶やかな声、甘いのにしつこくない優しい歌声。







深みのある暖かな低音、透明度の高い天使のような高音。






初めて聞いたあなたのアイドル名の歌声はまさに"美"そのものだった。






これが、虜になるということなのだろう。







あなたのアイドル名の歌声を聞いただけで、俺の心臓はドキドキしている感覚があった。







上鳴電気
っ、こ、こんなに引き込まれるとは…
上鳴電気
あなたのアイドル名すげぇな…




今までは有名なんだなーってくらいにしか思っていなかったが、この歌を聴いてさらにあなたのアイドル名のことを知りたい、そう思えた。






俺は自身のInstagramを開き、あなたのアイドル名のアカウントを探した。








上鳴電気
…あ、あった、!
上鳴電気
…って、ええ!?




俺は思わず目を丸くした。






なぜなら、あなたのアイドル名のフォロワーが500万人を超えていたからだ。





こ、こんな数字なら世界からもフォローされてるってことだよな…?すごすぎねぇか!?






もうほぼ世界的アイドルとなっていたあなたのアイドル名。






投稿を見てみると、あなたのアイドル名の非日常なものが多かった。中には宣伝のものもあった。






あなたのアイドル名が撮る写真はどれも美しく撮られていた。






あなたのアイドル名の優しさが写真にも現れてる、ってか。






上鳴電気
…くっそ、やべぇ、ハマりそうだわ……




たった少し曲を聴いて、インスタを見ただけなのに、俺の心は完全にあなたのアイドル名に惹かれていた。







こんなに素敵なアイドル、初めて見たかもしれない。

プリ小説オーディオドラマ