第3話

「光の中の孤独」
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2025/09/14 09:00 更新





神の名を称える儀式が終わると、信者たちは一斉に礼拝堂を出て行った。
残されたユダは、ひとり小さく背を丸め、木製の長椅子に腰を下ろしたままだった。誰とも目を合わせないように、視線はずっと自分の膝に落ちている。

そのとき、気配が近づいた。

近づいた人と目を合わせないようにじっと下を見つめていた。


「ユダ」


優しくて暖かい声だった
思わず顔を上げる
どこまでも静かな青い瞳、光を受けてキラキラと輝いている白い髪、自分とは何もかも真逆な存在だった。

自分の目の前にいたのは_教祖様だった。

すぐに視線をそらそうとしたユダに、少しづつ教祖様が近づく、反射的に殴られると思い目をぎゅっと瞑る。

教祖様はオレの頬を触り囁くように言った

「君は特別だよ」

不思議と目に熱が集まる。
その言葉がユダの中で何度も何度も繰り返された
ユダの中で初めての希望だった
誰かに必要とされる、誰かに特別だと思われているなら、まだ、耐えようと決心した。



あなたに必要とされるなら、自分はどれだけ苦しくても、冷たくても、痛くても_


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