血を飲まれたっ…クソ…
安定の脇腹…!
くるっと振り返って、
わざわざ足を止めたのは、きっと、
余裕だからだろう。
何度も何度も貴方を説得した。
けど、何も聞き入れてくれなかった。
それが悔しい。
ついに雄英まで来てしまった。
残り、1ヶ月半…
きっと、
かすり傷で10回、
また脇腹を刺されたら5回、
…大動脈を刺されたら、終わり。
なんで…
なんで、爆豪が倒れてるの…?
爆豪は、寝てるの?
なんでベストジーニストさん、
爆豪見て泣いてるの…?
あぁ、なるほど、そーいうドッキリ?
早く、ネタバラシしてよ…
全身血だらけ…!
今すぐ治癒を…!
もうあと、1ヶ月半…
私の命と引き換えに爆豪を生き返らせる?
いや、
そんな事したらもっと怒られる…!
もっと嫌われる…
ロックロック。個性施錠。
刺さってくるナイフを手で受止め、
それを施錠した
ナイフが刺さった手を下ろす。
それと共にヒミカは消えた。
……無反応…
死なないで…お願い…
……昔の私なら、
この状況を見てどう思うだろうか。
こんなうるさい人をーとか
こんな人達をーとか、思うのかな
こんな人達。
こんな人達が友達なんだ。
こんな人達だからこそ大切なんだ。
私は立ち上がり、くるっと振り返った。
ぶわっと周りに黒いものが広がる。
えぇ、だって教えてないもの。
あぁ、これでもう終わりかもしれない
私が暴れる。
私が死ぬ…!
けど、どーせ死ぬんだから良い。
黒いモワモワとした物体に覆われている。
これじゃあまるでヴィランだ。
あれ、弱ってる。
爆豪と同じようにしてあげよう。
氷を抜こうとする死柄木の胸に、
もっと深く氷を奥へ入れた。
まだまだあるから見てってね。
ヒーロー❥❥ 100%
アンケート
お相手アンケート
爆豪勝己
22%
轟焦凍
24%
上鳴電気
27%
ホークス
19%
その他
8%
投票数: 63票

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。