あなたの愁斗からの呼び名が目を覚まして数日、俺は活動の方が忙しくなりあまり顔を出せないでいた。
たまたま数時間だけ空きができたから1週間ぶりに顔を出す。
思い出していないか....
あなたの愁斗からの呼び名のよそよそしい返しになんとも言えない笑顔を作ってしまう。
話しづらい
元々あなたの愁斗からの呼び名はフレンドリーな性格だったから話せば返してはくれるもののやはり壁を感じてしまいまるで前のあなたの愁斗からの呼び名では無いみたい。
俺がそういったことで会話は途切れてしまい、無言の時間が過ぎていった。
ようやく口を開いたのはあなたの愁斗からの呼び名の方で2人になって初めて自分から話してくれたことに嬉しさを覚えた
たしかに...
俺はもちろんずっとあなたの愁斗からの呼び名のことを好きだけどあなたの愁斗からの呼び名は俺を今はなんとも思っていない。
その状況で付き合っていて意味があるのだろうか...
別れたくはない。
けど、このまま付き合い続けるのはあなたの愁斗からの呼び名にとっては嫌なことだろう。
少し沈黙の時間が過ぎ俺は『うん、わかった』と頷いた。
2人で向かい合ってその瞳を見ると涙が溢れそうで苦しかった。
部屋を出る前にそっとあなたの愁斗からの呼び名の額にキスをしサヨナラをした。
俺はこの時病室の1粒の涙に気づかないでいた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!