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第1話

前編
3,395
2022/12/24 02:32 更新





いつも通りのリビング...ではなく、最年長の部屋。
先程までゲームに没頭していた3人だが、ウー○ーが届いた為、腹ごしらえという名の休憩を取っている最中だ。


💜「クリスマスやなぁ...」

💙「いきなりどした?」

遠くを見るような目をして、唐突に呟いた陰キャに目をやる2人。

💜「いやー、色々考える事あるやん?リア充やからさ」

💙「さらっと自慢してんのがウザイよな」

❤️「それなー」

💜「ちょ!人の事言えへんやろ!」

💙「まぁね」

❤️「みんなリア充だもんね」

もぐもぐしつつニヤける最年長とイケメン。
きっと2人の脳内は可愛い彼女の事で埋め尽くされているのだろう。
じゃないとこんな溶けきった顔にはならない。

💜「...で、2人は何かするん?」

❤「何かって?」

💙「セッ○ス?」

💜❤「「ぶはっ!!」」

いきなりぶっ込んできた最年長に吹き出す2人。

💙「うわっ、きったな!」

💜「いや、今のは市川くんが悪いて!」

💙「えー?だって性なる夜だよ?そりゃヤるでしょ」

💜「この人絶対漢字も意味も間違えとるよな」

❤️「え?性なる夜で合ってるくない?」

ド天然イケメンに頭を抱える陰キャ。
その時、最年長が何かを思いついたかの様に立ち上がった。
次は何事かと、最年長に注目する陰キャとイケメン。

💙「いい事思いついた」

❤️「何?」

にやっと怪しく笑みを浮かべる最年長を見つめる2人。
口は忙しなくもぐもぐと動いているから、きっとまたあの悲劇が繰り返される事だろう。

💙「クリスマスさ、乱交パーティーしない?」

💜❤️「「ぶはっ!!」」

口から色んなものを飛ばす陰キャとイケメン。
無事繰り返された大噴射という名の悲劇。
…言わんこっちゃない。

💙「うっわ!お前らさぁ…俺の部屋なんだけど…」

💜「いやいやいや!!ほんまに何言うてんの?!」

❤️「今のは市川くんが悪すぎる!!」

ブーブー言いながらもその手は忙しなくお掃除している。

💙「えー?何で?何か予定でもあった?」

💜「いや、何かせななとは思ってるけど…」

❤️「あー確かに…俺も気付いたの今だしなぁ…」

💙「やっぱりw性なる夜だからラブホもいっぱいだろーしさ…どうせこの家でヤるなら、みんなでどーかなーって思って」

❤️「…見せ合いっこって事?」

💙「いえす」

最年長の提案を聞いた2人は少しだけ頭を悩ませていた。
可愛らしい彼女のあんな姿やこんな姿をメンバー達の目にも晒していいものか…
そうは思いつつも、妄想は止まらない。

💜「多分普段より恥ずかしがるだろうし、絶対可愛いよな…」

❤️「ミニスカサンタ着てくれないかな…」

💙「なんかゲームでもしてさ、罰ゲームに組み込んどけば良くない?」

💜「それええやん!頼んでも着てくれそうに無いし…罰ゲームならワンチャン…!」

❤️「え?ミニスカサンタ拝めるの??マジ??」

💙「うん、彼女組にはサンタさんになってもらおう」

❤️「右に賛同」

💜「同じく…生足ってええよな…」

❤️「またチラチラ見えるのが堪らないんだよね…」

都合のいい頭でとんでもない事を考えてるド変態3人組。
鼻の下が大変な事になっているので、これが映像だった場合、まぁモザイク処理がめんどくさかった事でしょう。
…文字で良かった。

❤️「どうやって集める?」

💙「勿論そこはクリスマスパーティーのていでしょ」

💜「飯用意しといたら釣られてくれるやろ」

❤️「それなー」

💙「一応プレゼントも用意して、警戒心を解いた所でゲームに持ち込むか…」

❤️「何ゲームにする?」

💜「絶対負けさせなあかんしな…」

頭を悩ませながら綿密な計画?を立てていく3人。
完全に手口が誘拐犯と同じなので一応言っておきます。
彼らはアイドルです。
可愛い彼女達が通報していない為、まだ前科はついておりません。

❤️「罰ゲームあみだとかにしてさ、引くようにしむけるとか?」

💜「バレへんかな?みなと辺りが感づきそうやけど…」

💙「愛してるゲームでもする?」

❤️「あ、それいいね」

💜「えー?!俺無理やて…絶対にやけてまう…」

❤️「その場だけ我慢すれば、可愛い彼女にミニスカサンタ着せれるんだよ?」

💜「…くっ、ミニスカサンタは捨てられへんな…っ」

💙「それなら勝った方が罰ゲーム選べるとかのルールでも違和感無いし…いやぁ我ながら天才的発想だわ」

❤️「市川くんって悪知恵だけは働くよね…」

💙「ん?何?聞こえない」

❤️「草www」

💜「よし、ノった!」

うんうん唸っていた陰キャも漸く覚悟を決めたようだ。

❤️「そうこなくっちゃ!」

💙「よし!とりあえず彼女の予定確保して、ミニスカサンタ衣装の手配!」

❤️「あと、飯とプレゼントの手配もね!」

💜「了解!何かキュンキュンしてきたわ!!」

興奮し盛り上がる3人。
こうして、変態彼氏3人組の作戦は実行に移されてしまうのであった…。

彼女組、逃げてくれ。







その頃彼女組は…


💚「何か煩さない?」

💛「盛り上がってるね〜」

💖「後で混ざりに行こ〜」

💚「さんせー」

みなとの部屋に集まり、何かをしている彼女組。
彼氏組の騒がしい声を聞き流しながら、全集中している為、全員口が半開きである。

💛「んー…やっぱ難しいね…」

💚「ほんまやぁ…」

💖「僕の何かボコボコしてるんだけど…」

💚「俺も…何かぐにゃぐにゃ…」

💛「あっ!間違えた!…もー!」

慣れない作業に苦戦する彼女組。

実はこの3人、彼氏の為にミサンガを作っているのです。

その為朝からみなとの部屋に集まり、全員でひっそりと作業をしているという健気さ。
まさか彼氏組があんなとんでもない事を考えているとは、夢にも思っていないのでしょう。

💚「あーまた失敗だぁ…っ」

💖「あちゃぁ…僕もアウトかも…」

💛「僕達不器用過ぎない?」

💚「ほんまに…出来る気がせぇへん〜…」

💖「んー…頑張ろ!クリスマスまでまだあるし…間に合うよ、多分!」

💛「うー…そうだね…頑張る!」

💚「…やるかぁ…」

それぞれ彼氏の喜んでくれる顔を想像しながら制作に励んでいる彼女組。

手作りのクリスマスプレゼントなんて…
きっと彼氏組が知ったら鼻水垂らして喜んだ挙句、余りの尊さに失神してしまう事でしょう。

💛「…なんか静かになったね」

💚「…確かに…寝たんかな?」

💖「出かけたんじゃない?」

💛「まぁいっか、集中集中!」

💖「うん!」






彼女組がこんなに健気で可愛らしい事をしてる間に、彼氏組は…



早速某ド○キに凸して、コスプレ服を物色していました。
普段のインドアさは何処へやら…こうゆう時だけ行動力の塊です。

💙「んー…ワンピースタイプもいいけど…」

💜「いや、やっぱこっちやろ!腹チラも拝めるで!」

❤️「あー待って黒…いや、やっぱり赤…」

💜「待って!フードに猫耳着いてんのあんねんけど!」

💙❤️「「マジで?!」」

コスプレ服のコーナーを占領してはしゃぐ彼氏組。
吟味する目がガチ過ぎてもはや狂気すら感じます。
どうかファンの方に気付かれない事を願うばかりです。

💙「あー、どれも可愛い!さつきが着てると思うと可愛すぎる!」

❤️「そうだよね…みなとが着てると思うとムラムラしてきた…」

💜「あー絶対こた可愛いわ…あかん!そんな瞳で見んといて!!我慢出来へん!」

それぞれの妄想ワールドにて大興奮している変態3人組。
勿論周りの冷ややかな視線には微塵も気付いていません。

💙「く…っ、こっちも捨てがたい…でも…さつきはこれだ!!」

❤️「みなとにはこれが一番似合う!絶対!」

💜「…ぅー…これに決めた!!」

それぞれコスプレ服を手に取り、颯爽とレジへ向かっていく3人。
3人連続でこいつらが来る店員さんの気持ちになったら何とも言えませんね。

無事、彼女に着せるコスプレ服をゲットした3人は、鼻歌混じりにスキップをしながら帰っていきましたとさ。







つづく…


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