次の日__
食堂で悠々と朝食を食べ終わったと
思ったら、これである。
シャオロンに腕をずりずりと引っ張られ、
急かされながら来た場所は、昨日も来た訓練場だ。
既に近距離部隊所属の兵士達が
訓練を行っていて、さすがだなぁと感心する。
入口の横にある武器庫で
今日使う武器を選ぶ。
ということで、木製の刀剣を手にする。
シャオロンは特注の木製の
スコップを手にする。
……いいなあ。私も特注の武器とか
作ってもらおうかな。
訓練所内の奥の方にスペースがあるので、
そちらに移動する。
移動中、ジロジロと見られた気がするが
気にも留めずに受け流す。
……おいシャオロン、
自分の部下にガンを付けるなよ。
うん、シンプル。
私のように小柄でひょろがりでも
ある程度戦えるが、これは吸血鬼ゆえである。
ヴァンパイアバフと言っても過言ではない。
普通の人間が何も鍛えずに戦に出るものなら、
それすなわち自殺行為である。
いざ実践。
昨日の手合わせで下からの攻撃に
あまり対応できていない、ということで
そこを重点的に強化しているのだが……。
とにかく動きが速い。
あなたの偽名(カタカナ)の動きを
目で追うだけでもかなりキツイのに、
そこから攻撃を避けつつ
こちらからも攻撃を当てるとか……。
え、大分しんどくない??
こっちは息も絶え絶えなのに、
あなたの偽名(カタカナ)は澄ました顔で
いるのおかしいやろ。
そんでもって、時々投げナイフが
飛んでくるのはずるやん。
そうあなたの偽名(カタカナ)に言えば、
とのこと。
__幼少期のゾム以下であるという事実。
それは、シャオロンの負けず嫌いを
刺激するには十分だった。
ある意味あなたの偽名(カタカナ)は、
シャオロンの扱い方が分かっていると
言っても過言ではない。








![[参加型?]空の上で最後の遺言を、](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/fLidrLhRSUUik4ZkTr7M83BhU0V2/cover/01KCTXMWS5RZ2WT40YN9XJ0C3Y_resized_240x340.jpg)




編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。