第8話

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2024/01/01 03:00





じおる
え、…人!?
うた
は、…誰?





じおる
いや、そちらこそ何方ですか?
うた
俺…、?
うた
俺は、御崎 詩  。
じおる
わたしは、じおると申します
じおる
あ、そうそう……今、私の友達を探しているんですが、知りませんか?
うた
急だな、……どんな人?








まるで 見た目が 執事のような じおるは




長々と 語り出した 。







じおる
ん~と、




じおる
明るくて、何事にも熱心な方で…諦めが悪くて、よくいろんなことに突っ走る性格の方です
うた
……ぇ
じおる
見た目では


じおる
黒髪の耳を生やしていて、首元にゴーグルを付けているんですが、知ってますか??
うた
…!!そのゴーグルって…!



俺がはるてぃーに 、 あげたやつ ?









回想









うた
はるてぃー?
はるてぃー
ん?
うた
はい…!!これ、
はるてぃー
え!なにこれ!?
うた
誕生日おめでとう…!
はるてぃー
え!ありがと〜!!!すげえ!




かちゃっ
はるてぃー
んふふ〜っ
はるてぃー
どう!?
うた
いいじゃん…似合ってる
はるてぃー
ありがと、!うた!!大切にするニコッ















その日の次に


俺は 殺された 。













うた
はるてぃー……、だよな?
じおる
はい、ってご存知なんですか!?
うた
うん、…俺の幼馴染…。
うた
けど、居場所はしらない。
うた
俺も、探したいけど…、今ここからでちゃ、ダメなんだ
うた
じおるも、早くここからでな?






バタンッ
警官
おいっ!!!部外者か!?
うた
ッ…あ!
うた
おい!!早く逃げろッ!!
じおる
…、大丈夫ですよ。
じおる
私…、さっき魔法使いになったんですニコッ








ヒュンッ










うた
え、?
警官
チッ、逃げられたか…。  御崎詩…。
警官
お前はここでじっとしてろ 。
警官
もし、出るような行動を見たら…ただじゃおかねぇからな?





うた
分かりました……。




ガチャンっ バタン



警官は勢いよく ドアを閉め出ていった








すると じおるは ぺこりと


頭を下げた 。







じおる
ごめんなさいっ、私のせいで……
うた
じおるは悪くないよ 、
うた
こんな所にいる俺が悪いんだよ…




じおる
うたさんは、何故ここにいるんでしょうか?
うた
……俺もさ、魔法使いなんだけど…





うた
この魔法は悪趣味なやつが使う魔法らしくて…
うた
だから、この魔法を使うやつは…ここに閉じ込められてんだってさ…
じおる
なにそれ、理不尽すぎます…
うた
…まぁ、この魔法のおかげで、はるてぃーとまた出会えるかもしれないから…助かってはいるんだけどな
じおる
うたさんの魔法って…?









……






うた
蘇り魔法 。







じおる
蘇り、?
うた
うん、命が何個も何個もある。
じおる
……ってことは、
うた
そう…俺、一生死ぬ事が出来ない
うた
別に。嬉しくもないし、悲しくもない魔法だよなぁ…





 あの時も 、殺されそうになった時も 、 


病院で狼狽えて、死にそうになった時も 。
















全部 この魔法が 発動していた 。











うた
だから、あの時俺は死んでない……
うた
はるてぃーは 、 俺の事、死んでると思ってるが…




じおる
確かに、はるてぃーさんなにかぼやいてました…




はるてぃー
はぁ、うたぁ……、先に行くなよ……
はるてぃー
また会いてぇなぁ…




じおる
的なことを!
うた
な、なるほど?







同じ気持ちって訳か…









そんなことを考えていると






じおるは真剣な顔で 俺に訴えた 。






じおる
うたさん






うた
ん…?
じおる
じおると、一緒に、はるてぃーさんを探しに行きませんか?
うた
いいのか、?
じおる
勿論ですよッ
うた
ありがと……






警官には申し訳ないけど






1年間 、 お世話になったぞ 。












ま 、 俺が悪い訳では ないけどな ?















うた
って。じおる
うた
足……、怪我してないか?
じおる
あぁ…、さ、さっき敵に攻撃されて…
うた
ん、ちょっとまってて…








俺は じおるの足の 傍に 手を広げ添えた 。










うた
はい…



プォワア
じおる
え、すごい
うた
だろ?
うた
生きるだけじゃなく、人を生かせることも出来る。
うた
まぁ、生かせるというかは、回復みたいなもんだな
じおる
凄いですね、!









うた
あ、てか…じおるの魔法も聞いてなかったな
うた
さっき一瞬消えたのって?




じおる
私はその名の通り、透明魔法ですよ
うた
なるほど…理解。



じおる
じゃあ、行きましょうか
うた
行くかぁ

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