ガチャ、とドアを開けて軽く手を上げる川西くん。
やっほーなんて返せるわけもなく、会釈をした。
上下黒の、ダボっとした服。 シンプルな服装なのに、格好がつく。
思わずじーっと見てると、 ふ、 と笑う声が聞こえた
ムキになって言い返すと、けらけら笑った。
と、リュックから封筒を取り出して渡す。
事情とか知らないけど、きっとサボりだろう。
…最低かな。
にや、として顔を覗き込んでくる。
わざと露骨に嫌そうな顔をして言い返す。
にっこーと笑い、一歩近づく
目の前で止まったとおもったら、川西くんの長い腕が伸びてきて、くい、と顎を持ち上げる
分かってて来てるなら俺もその気になるけど と続けて。
あまりの出来事に固まり、動けないでいた。
ぱっと離して、満足したかのように微笑み、黒いドアをばたんと閉めた。
かなりの大声に、歩いていた小学生がこちらを見た気がしたけど、気にしない。
この、、なんとも言えない怒り。そもそも何に対して怒ってるのかわからないけど。
頭の中はにまーっと笑うアイツでいっぱい。
くっそーーッ と怒りをぶつけるように、家に向かって走って行った。
めちゃくちゃお久しぶりです生きてます🚰 ‧̫🚰














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。