翌朝、あなたの名前より先に目を覚ました道満。
見慣れない天井に一瞬体が強張るが隣を見るとまだ眠っているあなたの名前の姿があって体の力が抜ける。
コイツに拾われたのか…。
そう思い、布団から出て部屋をウロウロする。普段ならとっくに食べ物を探し歩いている時間だ。
こんなに平和な朝を迎えたことがなく、何をしていいのかわからないようだ。
少ししてあなたの名前も目を覚ました。
口ではそう言っているが目の下の隈も薄くなり、昨日より顔色も良くなっている。
一日にして道満の性格を理解したあなたの名前であった。
その壱 朝食の準備
式神に連れられながらキッチンに向かった道満。
しばらくすると何やら焦げ臭い匂いが…
そう言って見せてくれたのは焦げすぎってレベルじゃない真っ黒な焼き魚。
あなたの名前は料理を作ると原型を留めないほどの暗黒物質になるのである。
その弐 掃除
屋敷の中だけでなく、とっても広い庭までついているあなたの名前の屋敷。
それに加えて掃除用具の使い方がわからない道満。
あなたの名前は道満が手に持っている箒を見て考えた。
ボケではなく素で言っているあなたの名前。
その参 あなたの名前の話し相手
そういうあなたの名前はどこか少し悲しそうな目をしていた。
道満の不器用な気遣いに心が温まったあなたの名前なのでした。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。