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第13話

過去
1,165
2024/03/18 12:21
昔、僕の家は荒れてた
お父さんとお母さんは両方とも不倫してるし、
実の子供に手を挙げて、育児放棄…
でも違った
何故かれるだけ2人に愛された
ずるかった
僕だって2人に褒めて欲しいし、抱きしめて欲しいのに
多分みんな思ってた
僕は両方に好かれてるれるちが大嫌いだったからずっと無視してた
そしたら殴られた
なんでれるのこと無視するの、可哀想でしょって
意味わかんなかった
兄弟の中にこんな意味わかんない差があるなんて
その時初めて反抗した
れるを泣かせた
その日は風が強くて寒い日だった
その中、外に追い出された
別になんとも思わなかった
ただただれるへの嫉妬心が強まっていくだけだった
泣きながら、なんとなく脚を進めた
歩いてたら警察官に話しかけられた
家出?って、そんなわけないでしょ
自分1人で帰れるって言ったら拒否されて家までついてこられた
何とか家に入れて貰えたけど、両者からの暴言、暴力が全然終わらなかった
虐待を受けてる時、少し開いてたドアの隙間かられると目が合った
なのに助けてくれなかった
そのまま意識が無くなるまで続いて、気づいたら部屋には僕だけだった
元々どうでもよかった世界がさらにどうでも良くなった
ゆうにぃに聞いてみた
僕たちが生きてる理由って何?って
答えはかえってこなかった、分からないだけだった
ある日、両親が僕たちとれるの目の前で喧嘩してた
そしたら、
れるは両親の子供じゃなくてお母さんと知らない人との間にできてた子供だってことがわかった
お父さんもびっくりしてた
でも、1番びっくりしてたのはれるだったと思う
そのあとお父さんの怒りの行き先がれるに変わった
まだ、身体は小さいし、お父さんから沢山愛されていたから暴力を受けた時は凄いショックだったんだと思う
それかられるは壊れた
言葉を発さなくなったし、感情が無くなってた
なにより、瞳が生きてる感じがしなかった
ずっと、ずっとお父さんの受け皿になってた
だからだんだん僕達への暴力が無くなった
両親はお互いのことを呆れきって離婚した
僕たちは5人で何とかしようとしてたけどれるはほっといてしか言わなかった
でも僕たちが根気強く接してたらだんだん生気が戻ってきた
凄い時間がかかったけどね
でも、精神のダメージが大きかったのか自傷行為とかがやめられなかった
今ではリスカとODも減ったけど夜が怖いらしい
今でも誰かがいないと寝付けない


れるもいつか心からわらえる時が来るのかな…
(    主˙꒳​˙ )‪
( 主˙꒳​˙ )‪
セリフ?なしでごめんね
(    主˙꒳​˙ )‪
( 主˙꒳​˙ )‪
というか未だにこの小説が200いくほど人気なのか疑ってます、、

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