シルラの家は山の少し開けたところにあった。
木で作られた二階建て。
シルラの家を見た時のノアの第一印象。
それは 汚い だった。
命の恩人にそんなことを言ってはいけないと飲み込んで、もう一度部屋を見回す。
床に散乱する紙、よくわからない本。やはり汚い。
「ちょっとそこに座ってろ。茶でも淹れてやる」
シルラが台所に入っていく。
そこってどこだろう。紙しかない。
それにしても。それにしてもだ。
「シルラさん、どうして僕をここに連れてきたんですか?」
「わたしがそうしたかったからだ」
理由になっていない。
「僕を助けてくれましたし、何かお礼がしたいのですが、何がいいですか?」
お礼を忘れてはいけない。もうお礼をしろと口うるさく言ってくる母親はいないのだから。
お茶を持ってきたシルラが少し考える仕草をして言った。
「礼か...そうだな、お前、わたしの弟子になれ」
駄文のミルフィーユですね
あけおめ
入間くんてん行ってきます(12月19日)












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。