第4話

弟子
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2026/02/13 09:15 更新
シルラの家は山の少し開けたところにあった。
木で作られた二階建て。
シルラの家を見た時のノアの第一印象。
それは 汚い だった。
命の恩人にそんなことを言ってはいけないと飲み込んで、もう一度部屋を見回す。
床に散乱する紙、よくわからない本。やはり汚い。

「ちょっとそこに座ってろ。茶でも淹れてやる」

シルラが台所に入っていく。
そこってどこだろう。紙しかない。
それにしても。それにしてもだ。

「シルラさん、どうして僕をここに連れてきたんですか?」

「わたしがそうしたかったからだ」

理由になっていない。 

「僕を助けてくれましたし、何かお礼がしたいのですが、何がいいですか?」

お礼を忘れてはいけない。もうお礼をしろと口うるさく言ってくる母親はいないのだから。
お茶を持ってきたシルラが少し考える仕草をして言った。

「礼か...そうだな、お前、わたしの弟子になれ」













駄文のミルフィーユですね
あけおめ
入間くんてん行ってきます(12月19日)

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