いるまが部屋に来るようになって数日、俺は一生懸命話しかけた。
何回話しかけても大抵は無視されたけど…。
1度、俺がそんなことを聞いてみたらなんかすごい目付きで睨まれた。
……え、なに怖。マフィア怖…!……俺なんかした?
無視され続けて流石に心が折れかけていた時、ふといるまの方から話しかけてきた。
反応薄!!自分から聞いてきたくせに適当すぎだろ……。コイツ、一体何がしたいんだ……?
企んでる?やっぱり、コイツ……俺の事を怪しんでるのか?
キョトン、としているまを見つめ返す。
どうやら、いるまが俺を怪しんでるのはなつが原因らしい。
話を聞く感じなつが今まで他のやつに懐いたことがなかったから、らしいけど……え?アイツ最初から俺に好意的だったじゃん。どういうこと…?
いるまはじっ、と俺を見つめ、隅から隅までまるで何かを探るように見つめてくる。
いるまはそう言い残すとまた部屋を出ていった。
あの調子ではとてもじゃないが攻略できそうにない。
早速壁にぶち当たってしまった。……さて、どうしたもんか……。















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。