気がつけば
知らない森の奥に入ってしまったみたいだった
ちょっと待って、
ここでまさかの方向音痴…
あ、そうだ携帯…
私はポケットを探す
…ない
そうだ、そう言えば…
さっきご飯作る前に邪魔だからって
部屋に置きっぱなしだった…
どうしよう、これじゃほんとに誰にも
助けてもらえないし
見つけてもらえないよ…
とりあえずできる事として思いついた、
来た道を戻ってみるという方法で
私はなんとか歩き出した
かなり時間が経った気がした
空がもう暗くなり始めている
やばい、このままじゃ
ほんとに私ここで…
そう思ったその時
ボキッ
少し先の方で枝が折れる音がした
その音の方へ顔を上げると
そこには私の知っている顔があった
駿佑は私の顔を見た瞬間
こっちに走ってきた
その後私が何か言う暇もなく
駿佑は私のことを抱きしめた
駿佑が何か言いかけたその時、
少し先でライトが光るのが見えた













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。