第52話

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2021/06/23 13:00 更新
気がつけば


知らない森の奥に入ってしまったみたいだった




















ちょっと待って、


ここでまさかの方向音痴…






あ、そうだ携帯…











私はポケットを探す




















…ない












そうだ、そう言えば…


さっきご飯作る前に邪魔だからって


部屋に置きっぱなしだった…












どうしよう、これじゃほんとに誰にも


助けてもらえないし


見つけてもらえないよ…






















とりあえずできる事として思いついた、


来た道を戻ってみるという方法で


私はなんとか歩き出した







































かなり時間が経った気がした


空がもう暗くなり始めている










やばい、このままじゃ


ほんとに私ここで…









そう思ったその時





























ボキッ
















少し先の方で枝が折れる音がした








その音の方へ顔を上げると



そこには私の知っている顔があった

































駿佑
駿佑
…あなた!
あなた
…駿佑?



駿佑は私の顔を見た瞬間


こっちに走ってきた













あなた
え、

その後私が何か言う暇もなく


駿佑は私のことを抱きしめた
















あなた
…ちょ、駿佑?
駿佑
駿佑
…良かった
あなた
え…?
駿佑
駿佑
俺、話してるの聞こえちゃって…
あなたがいなくなったって、
あなた
……
駿佑
駿佑
そしたらそっちのクラスの女子が先生に怒られてるの見えて…そしたらあなたに声掛けてきた奴らだったから心配になって…
あなた
そう…だったんだ…
駿佑
駿佑
なんで何も言ってこなかったんだよ、
あなた
言いたかったんだけど…携帯…部屋に置き忘れてて持ってなくて…
駿佑
駿佑
…じゃあこれからはあなたのこと、俺がずっと見てないとダメってことか
あなた
…え?
駿佑
駿佑
俺、すっごい心配した
これ以上ないぐらい心配してた
あなた
ごめん…
駿佑
駿佑
それは、ただの幼なじみだからじゃないよ
あなた
…え?
駿佑
駿佑
俺、お前のこと…












駿佑が何か言いかけたその時、


少し先でライトが光るのが見えた





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