あれは忘れらない。
私とてひょんのたった2年の恋だった。
彼との出会いは、モノクロだった私の人生を鮮やかにしてくれた。
付き合って一ヶ月
私達の同棲が始まった。
そう言って、彼の微笑む姿が大好きだった。
彼のために作ったオムライス。
いつもおいしいって言いながら頬にケチャップをつけてたよね。
初めて喧嘩した夜は、てひょんはこっそり泣いてたよね。
バレてたよ。ごめんね。
あの言葉は嘘だったんだね。
てひょんは、私よりあの子が良かったんだよね。
分っかってるよ、そのくらい。
2年間ありがとう。
あの子と幸せになってね。
__ 愛してる。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!