第2話

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2025/09/06 11:20 更新





- rd side -

衝撃の自己紹介とともに、彼女が首元に当てていたナイフを下ろした。

振り向くと、暗殺者らしくない現代風の服装をした美しいミントグリーンの目とウルフの髪を持つ少女がひとり。
顔には幼さが残っていて、背丈もそこまで高くない。見た目はかなり若く見える。

…これが、かの有名な「あなたのコードネーム」。
とても暗殺者とは思えない容姿で、どうにも警戒しにくい雰囲気を持っている。


rd
…要件はわかったけど、なんで?君、β国の専属でしょ?


あなた
さっきも言ったけどクソだから。政治もだし、対応も


rd
…へえ、なるほどね



…うーん、嘘はついてなさそうだけど。
なんせ最強の暗殺者サマが言ってるってなると、簡単にはいそうですかって警戒は解けないよね。


rd
…今のままだと、俺は君への警戒が解けないんだけど。
俺の信頼を勝ち取れるものを提示してくれれば、それ相応の対応はとるよ


あなた
えー…じゃあうちの国の総統殺してこればいい?
 
あなた
今この場での証明が欲しいんだったら、私の知ってることは聞かれたら全部答えるよ


…提示してきた選択肢も出し惜しみしていない。本気か?


rd
できればどっちも欲しいな、それ


あなた
ん、わかった。何が聞きたい?


rd
まず…君の出身と生い立ちは?


これで質問の返答を嘘ついてるかどうか、みどりに調べてもらえばいい話だ。


あなた
生まれは"B国"の上流階級。次女でお披露目前だったから逃がされて、日常国に亡命してた。



「B国」…今のβ国の場所にあった、栄えていた国だ。
7年ほど前に今のβ国上層部の過激テロによって再起不能になり、β国と名前を変えて復興した。

正直前より遥かに劣る国で、あの栄えていたB国を倒せるほど上層部の力もない。確実に他国の干渉があったであろうテロだった。


あなた
日常国でいい人たちに拾ってもらって、その人達に暗殺の技術とか、とにかく色々教えてもらった


あなた
4年くらいあとにβ国から私宛てに戻って来いって手紙があって、その人たちに迷惑かけたくなかったから黙って国に戻ったの


あなた
そしたら実力を買われて今の地位にきた。それで今ってわけ、どう?


rd
…なるほどね、ありがとう。気分いい記憶じゃないだろうに


あなた
まあ、過去のことだし。これぐらいで運営国に行けるってなるならいくらでも


あなた
で、あとは?


rd
運営国を選んだ理由は何?

あなた
…うーん。平和そうだったし、あとは…なんか、日常国に似てたから?


rd
どこらへんが?


あなた
…あったかくて、きれいで、みんな笑ってて、…色んな色があるところ?




語彙が若くてふわっとしている。言葉が幼げな見た目相応というか、そんな感じで____



rd
(…やりにくいな、この子)




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