- rd side -
衝撃の自己紹介とともに、彼女が首元に当てていたナイフを下ろした。
振り向くと、暗殺者らしくない現代風の服装をした美しいミントグリーンの目とウルフの髪を持つ少女がひとり。
顔には幼さが残っていて、背丈もそこまで高くない。見た目はかなり若く見える。
…これが、かの有名な「あなたのコードネーム」。
とても暗殺者とは思えない容姿で、どうにも警戒しにくい雰囲気を持っている。
…うーん、嘘はついてなさそうだけど。
なんせ最強の暗殺者サマが言ってるってなると、簡単にはいそうですかって警戒は解けないよね。
…提示してきた選択肢も出し惜しみしていない。本気か?
これで質問の返答を嘘ついてるかどうか、みどりに調べてもらえばいい話だ。
「B国」…今のβ国の場所にあった、栄えていた国だ。
7年ほど前に今のβ国上層部の過激テロによって再起不能になり、β国と名前を変えて復興した。
正直前より遥かに劣る国で、あの栄えていたB国を倒せるほど上層部の力もない。確実に他国の干渉があったであろうテロだった。
語彙が若くてふわっとしている。言葉が幼げな見た目相応というか、そんな感じで____











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。