とある日曜日、私はイケブクロにて買い物に来た
……そう、山田三兄弟と共に新しい服を買いに来ているのだ
何故このようになったのかと言うと……数十分前に遡る
最初は一郎君からのメールから始まった
確かに、ここ最近は家の近くをお散歩したり寂雷兄さんと共に堀釣りなどを楽しんでいた
そうして、イケブクロに買い物をしに行く事になり、当日は駅前で待ち合わせすることになった
ビルの影がある所に私は立っていて、今は一郎君が来るのを待っている
そうしていると横から声をかけられた
声が聞こえた方を向くとそこにはお友達と共に居るジロ君が居た
お友達はジロ君を肘でつつきながら少し茶化す様に聞いていた
けど、ジロ君はそんな事を気にしてないのかニカッと笑いながら私の紹介をしてくれた
お友達はへぇ〜と少し不思議そうに私の方を見つめてくる
可愛い子達だなーと思いながらニコッと笑うと二人共少しだけ頬を赤くして顔を逸らしてしまった
ジロ君はそう言いながら何かを考えるようにしてからお友達の方を向いた
パンっと手を合わせながらジロ君はお友達にそう言った
それに驚いているとお友達は笑いながら「わかった」と言った
そうして、お友達二人はその場を離れていってしまった
私がそう言うとジロ君は太陽の様に明るい笑顔を浮かべた
「それに…」と言いながら目線を少しだけ下に向けて頬がほんのり色付いた
……そんな可愛い顔をされたら"ダメ"、だなんて言えないよね
そう言いながら少しだけ背伸びをしてジロ君の頭を撫でるとジロ君は嬉しそうに笑った
そうして、二人で談笑しながら一郎君を待っていると見慣れた姿が走って来た
一郎君はそう言いながらジロ君の頭をワシワシと撫でた
……うん、相変わらず仲がいいなぁ
そう思っていると一郎君は此方の方を向いて頭を下げてきた
私がそう言うと一郎君は安心したのだろう、柔らかい笑顔を浮かべた
一郎君がそう言うとジロ君は目を輝かせて「行く!!」と言った
そうして、三人で服屋さんを回ろうとすると再び後ろの方から声が聞こえた
振り返るとそこにはさぶちゃんが紙袋を持ってこちらを見ていた
私がそう聞くとさぶちゃんは嬉しそうな顔をして私の方へと駆け寄ってきた
ジロ君がそう答えるとさぶちゃんはすごく不服そうに「ふーん」と言って少し考え始め、すぐに私の方を向いた
キュルンと可愛らしい瞳を向けながら私の方を見つめるさぶちゃん
その瞳には不安と嫉妬心が浮かんでいる
一郎君の方をチラッと見ると苦笑いを浮かべていたが悪くなさそうだ
………と、言うわけで今はそのお洋服を買いにショップへと来ているのだ
二人はそう言いながら言い争っている
その傍で私と一郎君は他の服を見始める
一郎君が見つけてくれたのは赤いTシャツで胸の辺りに狼のロゴが描かれていた
これを買おうかなー……どうしようかなーと
悩んでいると後ろの方から方を叩かれた
振り返ると少しムスくれたジロ君とさぶちゃんが居た
二人はそう言いながら服を差し出してきた
ジロ君の方は青いジーンズ生地のオーバーオールで丈が短パンくらい短いモノ
さぶちゃんは黄色のジャージ生地のワンピースで丈は足元まですっぽり入るモノ
私がそう言うと二人共、ガーンっと言う表情を浮かべた
両方、本当に凄く可愛いし好みではある
でも……なんだろうなぁ、今日は違うみたいだ
一郎君が見せてくれたのは花柄で淡い赤のワンピース
肩が紐になっていてとても涼しそうだ
基本的にワンピース系が好きな私はそれをとても気に入った
……このTシャツとワンピース買おうかな
ジロ君もさぶちゃんもとても悔しそうに一郎君の持ってる服を見つめる
……うーん、どうしたものかな
……よし、こうなったら全部買おうかな
ジロ君とさぶちゃんは少しビックリした表情を浮かべながら私に持っている服を渡してくれた
こういう、系統の違う服もたまにはいいよね
そうして、私はその四点を持ってレジへと向かった











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!