第18話

何故いる?
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2025/11/07 12:19 更新
あの兄弟が謝った日から、

一層懐かれた。
京極尊人
な、朱菜、これ、どーやるんだ?
京極竜
俺も、これ聞きたくて。
授業中も。
京極竜
な、一緒に飯食おーぜ。
京極尊人
な?
昼休みも。
京極尊人
朱菜、帰ろーぜ!
京極竜
今日は生徒会ないんだろ?
放課後も。







あれ、これ私、


そんまま破滅するくね?


という私の危機感を無視するかのように京極兄弟は話しかける。


龍崎朱菜
(さて、どうしよ)
心の距離感的には友人スタンスで私もなってきたため、

ここで突き放すのは私の心もしんどい。



いい感じに距離を取りながら過ごさないといけない。









1週間後




普通に学校へ登校していたその日に運命は動き出した。



女子生徒
きゃー!!!!
鼓膜が破れんばかりの黄色い悲鳴が校門を通る数メートル前で聞こえた。


何だと校門を通ると見覚えがある白のリムジンが。



龍崎朱菜
(まさか、ね…?)
目立たないように人集りの外側から生徒玄関まで行く。


あともう少しというところで妨害は入った。
朱雀奏
朱菜!!
龍崎朱菜
マジか、
振り向くとこちらを笑顔で見ている奏さん。

その脇には誠一郎さん、鏑木さん。


龍崎朱菜
(バレた…)
三人のもとへ歩いていく。
朱雀奏
おはよう、朱菜
龍崎朱菜
おはようございます…
龍崎朱菜
あの、、なんで御三方はここに…?
久遠誠一郎
転校届を出しに来たんだ。
龍崎朱菜
へぇ…、転校…
龍崎朱菜
……は?!
龍崎朱菜
い、いま、転校って!?
朱雀奏
うん、早くても明日から僕らも聖ブリリアント学園の生徒だよ?
龍崎朱菜
え、いやいやいや、
龍崎朱菜
(なんでそんな普通ですよみたいな反応…)
龍崎朱菜
え、ロイヤルフェニックスは…?
朱雀奏
辞めるつもりだよ?
龍崎朱菜
そんなあっさり…?
朱雀奏
もう決めたからね
龍崎朱菜
(ん?)
龍崎朱菜
(もしかして…)
理桜がこの学校に入って、

かつ、京極兄弟が転校してきたから…?



このゲームでは京極兄弟の兄、尊人さんと

奏さんは異母兄弟なのだ。


少し複雑な話になりはするのだが、

奏さんの父親である朱雀俊哉は

財閥の代表といえ女好きだった。

昔通っていたキャバクラのキャバ嬢と恋に落ちた。

2人が別れた後にその女性との間に子を授かった事が発覚した。

それが京極尊人。

その後、正式に結婚をし産まれたのが朱雀奏。


尊人さんは現在は育ての父親がおり、

家族関係は良好だったはず。



奏さんの母親、朱雀麗華さんは父親が一筋ではないことに日々悩み、

自身の子供が彼のようにならないようにと王子の英才教育を始めた。

その賜物か奏さんはThe王子と言わんばかりの性格に育った。


別に俊哉さんは悪い人ではないのだ。

実際に人当たりはめちゃめちゃいいし。

尊人さんを授かったと知った時は、

自分は立場上育てる事は出来ないが、責任を取るためにお金の援助はしていたらしい。
そういう設定ではあった。

そして今。

ストーリーが進むきっかけは

咲田理桜の母親がなくなり借金が残ることからだ。

理桜の母親は俊哉さんの初恋の人だったはず。

だから昔の初恋の人の娘を助けるために、

奏さんが代わりに様子を見に行くというのが二人の出会いだ。

そして奏さんは恋に落ちる。

これが奏さんの初恋だ。


もしかしたら私が知らない所で2人は出会い、もう恋に落ちているのかもしれない。

そして、尊人さんも同じだ。

尊人さんも理桜に恋心を抱いていたから転校してきたのかも。





しかしいくつか疑問が残る。

京極兄弟の行動だ。

理桜とはほとんど喋っていない。

なぜ?








その後、私は奏さんからの頼みで理事長室に連れて行った。
龍崎朱菜
気をつけてくださいね
久遠誠一郎
そんなにヤバい奴なのか?
龍崎朱菜
私の口からは何も…
朱雀奏
??





龍崎朱菜
(あいつ、イケメン大好きだからな〜)
龍崎朱菜
(奏さん達が危ない目に遭わなきゃいいけど。)

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