第4話

冬弥サイドの状況
901
2022/03/27 07:58
彰人が猫になる前日のこと
冬弥
冬弥
……
俺は青柳冬弥。vividBADSQUADというユニットを結成した。
四人でぶつかり合いながらも切磋琢磨していた…ハズだった。
冬弥
冬弥
(あの時、彰人が俺なんて庇わなければ…ッ)
冬弥
冬弥
…ッッ

彰人は、俺を庇ってトラックに轢かれた。
救急車はすぐに来たが…間に合わなかった
こはね
こはね
…青柳くん、練習しよう!
大丈夫。東雲くんはちゃんと見てくれてるから
冬弥
冬弥
…ああ、そうだな
杏
それじゃ、まずこのパートを――

彰人が居なくなってからも、俺たちは活動を続けていた。

あの事故が起きてすぐの時、俺はしばらく家に籠っていた。
外に出て彰人がいない学校やWEEKENDGARAGEに行くのが嫌だった。

活動を再開してからも俺は過呼吸を起こすようになり、度々2人に迷惑をかけてしまっている。
冬弥
冬弥
(あれから1ヶ月…か)
彰人が居なくなって、WEEKENDGARAGEの常連さんたちも悲しんでいた。
皆さんは俺たちに、主に俺にとても優しく接してくれた。

でも、きっと俺はあいつの事を忘れることは出来ない。
杏
じゃあ、今日はこれで!また明日ね〜
こはね
こはね
うん!またね、杏ちゃん青柳くん!
冬弥
冬弥
ああ、明日はWEEKENDGARAGEで集まろう。
杏
おっけー!

…彰人と一緒に行こうと言ったパンケーキ。
もう期間は終わってしまったな…
冬弥
冬弥
ただいま帰りました。
ガチャ


…彰人。

またお前に会いたい。
冬弥
冬弥
俺は、お前のことがこんなにも…ッ
ああ、どんな姿でもいいからまた俺に逢いに来てくれ


彰人にまだ伝えていない想いがあるから。
#微味。(作者☆)
#微味。(作者☆)
ギャグ要素皆無!!!!!()

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