今日の仁ちゃんはいつもより大人しかった
可笑しいくらいに。
コーヒーの缶を持ちながら、目の前を通ろうとする仁ちゃんに声をかける
仁ちゃんは此方を一瞬見つめ、黙ったままぽすん、と俺の隣に座った
久しぶりに発した声はか細く、言ってはいけないが何とも可愛かった
そう言って、大きな目を潤わせて上目遣いで見つめてくる
それからも、「すきすき」と譫言の様に呟いている
口の中でお互いの唾液が混ざり合って、首を伝う唾液はもうどっちの物か分からなかった
舌を絡めながらサラサラな髪の毛を撫でてやると嬉しそうに目を細める
腕を掴んで必死に絶頂を報告する
そんなんせんでも勝手にイけばいいのになぁ、笑
普段は可愛いなんて言われたらキレる癖に、今は自分から「可愛い」を求めちゃうんや
ほんと、だから可愛いって言われるんよ
終わり方がわからん。
📬┊͙ 🍒 様












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。