第2話

幽霊
449
2023/11/11 13:05
  氷織side
  僕は今、すごく驚いとる
  理由は簡単、自分の部屋に知らん人が居るから
  部屋間違えました と言ってみたものの
  ううん君はこの部屋だよ きっと
  としか言ってくれない
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じゃあ君はなんでココに居るん、?
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う〜ん…
  透けるように白い肌の彼女は上を見て少し考えてから
  またこっちを見てこういった
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この部屋の幽霊…?
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…え
  
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ほら、手 当ててみて
  彼女の手を差し出されたから恐る恐る触れてみた
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え、さわれん…
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でしょ〜?
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でもほら、幽霊ってもっとこんなんちゃう?
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そうだよね、私もそう思う
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でもなんでかな、
私は死ぬ直前の姿みたい!
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きみ…元は人間やったんや
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うん
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。。。幽霊と一緒に住むのとか嫌やな
  引っ越そかなぁ…
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あぁ〜引っ越さないで!
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え、なんで
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顔に出てますー!
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安心して!私は女の子に
手は出さないからさ!
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…男…
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へ?
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僕男やよ
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…へ?嘘!?
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こんなに可愛いのに!
へ!?
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…!!(初めて笑った!)
  あなたside
(なまえ)
あなた
私あなた!よろしくね!
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氷織羊です…宜しく…
(なまえ)
あなた
そうだ、私病院行かないとだった
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病院?
(なまえ)
あなた
私のおばあちゃんのお迎えかな?
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それって…
(なまえ)
あなた
……
  そう、私はおばぁちゃんよりも先に死んじゃった
  大好きだったおばあちゃんはとても長い時間涙を
  
  流してくれていた
  おばあちゃんは幽霊になれないからもうお別れだね
(なまえ)
あなた
じゃ、行ってくるね
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