登場人物
霊夢 飯塚 金久保 後生 まほし
Side 霊夢
「 ん〜… 」
「 なんじゃ、その目は。 」
「 いや…神様って言われてもやっぱ、現実味がない?っていうか。 」
「 酷いのう、まったく。 」
今、私の目の前には
神様を名乗る、まほしという者がいる。
…というか、そういえば
「 神社、出てしまってよかったんですか? 」
「 ふむ?…まあ、誰も来んじゃろう 」
「 ん〜…そういう物なんですかね。 」
「 それに、あそこには後生がおる。 」
「 ご…なんて? 」
「 後生 」
なんか嫌な予感が…
「 おや?噂をすれば、後生が来たのう。む?金久保もおるではないか 」
「 え、あ、飯塚さん。金久保さん。 」
「 あれ?霊夢。ん?後ろにいるのは… 」
「 儂はまほし。一応、お前の後ろにおる後生と同じ、神様じゃ。 」
「 あ…あの時は、お世話になりました 」
「 気にするな。 」
「 え、金久保くんこの神様と知り合いなの? 」
「 あぁ、そうだ 」
冷静に考えたらとんでもない会話だなあ。
「 あ、ていうか、後生?さん…初めまして、ですね 」
「 …あぁ 」
わあ、イケメン。無口な…クール!って感じ
「 まったく、相変わらず無愛想じゃな。 」
「 うるさいな 」
すごく仲がいいな…
「 あの、まほしさん 」
「 なんじゃ 」
「 さっきも話したけど、神社開けて大丈夫なんですか? 」
「 あそこはもう解体される。 」
「 え 」
Side まほし 過去編
「 む…? 」
珍しい。何かあったのか?
こんなにも沢山の人間が来るなんてなあ
「 なんだ…? 」
「 くふふ、後生も気になるようじゃな 」
さあ、人間よ。願いはなんだ?
【 もうここは誰も使ってない。解体して問題ないだろ 】
【 そうだな。ふん……神なんて、バカバカしい… 】
「 …え… 」
「 …来たか。思ったよりは、耐えたな 」
「 そうか…ここももう、なくなるのか… 」
「 … 」
Side 金久保
「 そんなことが… 」
霊夢がとても、悲しそうな顔をしている。
「 くふふ……やはりお主らは優しい心を持っておる。 」
「 え、え?急に何の話ー…? 」
「 気にするな。 」
「 飯塚 」
「 ん?どうしたのー 」
「 霊夢も一緒に連れてかないか? 」
「 あ、おっけー 」
「 え、どうしたんですか? 」
「 あの、カフェのスイーツ。買いに行くんだ 」
「 あ、行きまあす! 」
「 元気いいねー 」
「 頼むからけがはしないでくれよ… 」
Side 後生
…なんだ?これは
「 おや?後生…食べ方が分からないのか? 」
「 … 」
「 え、マジですか? 」
「 人の食い物など滅多に食わんからな 」
まほしが食べ方を教えてくれる。
それを真似る。
「 …美味い 」
「 おー!よかったです! 」
…悪くないな
こんな、時間も
Side 霊夢
「 まほし様! 」
「 さっきも言っただろう、まほしで構わん 」
えぇ、ちょっと
神様を呼び捨てなんて…
…
「 まほし! 」
「 くふふ、そうじゃ。 」
「 それじゃあ、また 」
「 気をつけてね〜 」
「 はーい! 」
「 … 」
「 あ、後生さんはどうするんですか 」「 …俺は… 」「 さて、霊夢。なにかしたい事はあるか? 」
「 寝ま〜す! 」
「 くふふ、儂もそうさせてもらうぞ 」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!