炭治郎は、ぼろぼろになって帰ってきた。
ぼろぼろ...というわけでもないか...
絶対平気じゃねえ
これは隊律違反にならないのか?
いつの間にかでてきてた禰豆子を撫でながら答える。
遊郭のときにあったでしょ、と炭治郎に畳み掛ける。
きっと...一緒にいるから、同じ時間を多く過ごしているから同じ匂いがするんだよ。
でもさ、長い間離れてた私達はさ、匂いも考えも違うんだろうね。
私は鼻はあまり良くないから...匂いの違いとかわからないけどね...
禰豆子や炭治郎は...鬼だったとしても...本当の兄弟だから良いよね...
兄様はもう鬼殺隊にはいない。
私は響柱だ。
兄様がどうだなんて言ってられない。
でもさ...再会日のアレはキツかったなあ
下を向いて小走りで廊下を進んでいると、硬い何かにぶつかった。
ついてないなあ...
ぶつかったのは蜜璃ちゃんの挨拶を無視してたやつ。
不死川さんの御兄弟(予想)だっけ…?
兄弟って聞いたら...
目頭が熱くなってきた。
否、もうすでに熱かったけど...
やっぱり不死川家の血筋だった。
なんかすごく悲しそう?切なそう?な雰囲気...
何かあるのだろうか...兄妹で...
おんなじじゃん...
兄弟って難しいな
つくづくそう感じるよ。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。