しばらく凍りついたように静まる社内 ───
AM 8:25
部長から朝礼開始早々に自己紹介と、
入社に対しての意気込みを話すよう促され、
挨拶したは良いものの。
周りのあまりの無反応さに、戸惑いを隠せず声を漏らす。
その直後、「はーい、拍手」
どこからかそんな声が聞こえて、一斉に拍手をされる。
ぺこりと頭を下げてから、声がした方を見渡すと。
にこにこと微笑みながらこちらに手を振ってくる人と、
その奥には、
大きなため息をついて、不機嫌そうに頭を掻く人が見えた。
この時はまだ知らなかった。
2人が私にとって、
とても大きくて、大切な存在になるんだってコト ───














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。