side:大西
いつだって君は笑ってた
君がかけてくれた言葉を鮮明に思い出す
ここ2週間ずっとあなたちゃんは
笑ってた
それに俺の事を俺としてちゃんと見てくれてた
俺に向けてくれる笑顔に救われたし
…俺も俺で居ていいって認めて貰えた気がした
ずっと誰かに肯定して欲しかったんだと思う
ずっとそうだ
どこにいってもそうだった
こんな言葉ばかりかけられる日々やった
高校に上がってからまともに登校したことないし
…教室なんか行ったことないから皆俺の事見たことないんちゃうかな…
幻の生徒会って呼ばれるし…学校では有名のイケメンと変な噂まで広まってる
変に期待されててきまづい
俺はこの2週間でほんとにたくさん救われた
だから、もっかい学校行ってみたいって思えたし
…頑張りたいって…みんなと登校したいから
そう言って抱きついてくる大ちゃんが鬱陶しい
でも、でも確かに嬉しかった_______


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!