僕が、
身請け、、?、
もし、これで、説得が上手くいかなかったら、?
もうジナと会えなくなるの、?、
ジナの隣には立てないの、?、、
何としてでも説得しなければ
もっと口調が荒かったり、高圧的な態度の人かと思っていたけれど、
随分礼儀正しい方だ
身なりもだいぶ良い
その上からでもわかる恵まれた体格
もっともらしい答えだ。
だけど、何も感じない。
この仕事をしていると、
人の考えや本心が手に取るようにわかってくる。
この方が悪い人ではないのは理解できる、が、
この方は本気で身請けしたいと思っていない。
なにか裏がある。
でも、誰がこんなこと
思ってたよりも随分、
厄介なことになるかもしれない
なんで、
なんで知ってるの、?、
うるさい
ほっといてよ。
大変だし上手く転ぶわけないことなんて
自分が1番わかってる
僕達のことは僕達が決める
なんで分からない未来を
誰かから口出しされなきゃいけないの
陛下は完璧に隠し通してるって、
いったいどこまで知られているのだろうか
まぁこのくらいでなきゃ、王になんかなれないよね
僕どうなっちゃうんだろう
ヒョンジン、
リクスが身請け?
は?、
どういうこと?
何もかも理解が追いつかない
どこの誰が?
なんで分からないんだ?
リクスの気持ちは?
あの後すぐ、身請けを正式に執り行って
2日後には花街を去った
ずっと通ってくださった常連さんや
可愛がっていた禿の子達、優しい姉さん達と、
ゆっくり話しをする時間なんか貰えず、
お礼もなにもできなかった
王宮に来てからは、
バンチャン王子の指示で随分と広い部屋に匿われた
他の王族には何て言っているのだろうか
部屋から出ることは当たり前に許されていない。
手紙を出すなんてもってのほか
決まった時間に侍女が来て、
食事を持ってきたり、掃除をしたり、
着替えやお風呂まで全て侍女がする
たまにバンチャン様が顔を出したりする
ジナの耳にもう届いているのかな
ここから出してくれるのかな
なんでこんなところにいるんですか?
貴方は愛する人と一緒になるはずでしょ?
ガチャンッ]]
チャニヒョン、
ああ言ってたけど随分気に入ってるんだな
こんなに広い部屋に、
至る所に世界中から取り寄せた貴重な品物ばかり
こんな姫にするような衣装や寝具を買い揃えさせているくせに、何が「変な趣味はない」だ
妓楼にいた時の衣装とは違って、
清楚で上品で、ヒョンにとても似合ってる
もし天女がいたら、このような姿なのだろうなと思う
涙の跡がある。
それに以前にも増してもっと痩せている気がする
こんなにも辛い思いをしてるのに、
僕は何も出来ない。
王と遊女の間に出来てしまった“いらない子”
みんな嫌悪していた。災いの元を
でも、そんな僕に、ヒョンだけが愛してくれた。
歳もそこまで離れていないのに、
自分は売れっ子で忙しいというのに、
ずっと付きっきりでお世話してくれた。
愛を注いでくれた。愛を教えてくれた。
ごめんなさい。
何も恩返しできなくて
急にいなくなって、急に現れて、
またこうして、何も出来ない
何も出来ない、でも何かしないと
何か行動を起こさないと、何も出来ない
今度こそ、
貴方に幸せを、
導いてみせますから
大変遅くなりました、
ちょくちょく書いてはいるのですが、いつもバラバラに違う話を書いているので完成がとても遅くなってます
そのうち、
またですが私の好きなように出す小説に何話か出す予定なのでよろしくお願い致します
では
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!