side_A班:Latte、みぞれ
会議から数日。大阪、TRMCの分拠点。
Latteとみぞれの2名…もといA班は、資料室と思しき部屋でデスクに隠れ、下部の引き出しを漁っていた。
その手にはヒントとなりそうな小型の物体が複数と、紙の束が持たれていた。
side_B班:ぐさお、八幡宮
そして同刻、B班。
こちらは博多の分拠点に来ている。
東京と大阪程では無くとも復興の兆しを見せる地だが、外には崩れたビル街が広がる。
そしてここは、その中に隠された建物のひとつだ。
ガキンッッ
ぐさおの詠唱で、一面に桜吹雪が舞い始める。
常人なら暗がりと桜で何も見えないが、ぐさおは『生命』の能力者だ。
視界内なら、生命反応を見つけることができる。
ヒュンヒュンッッ
風切り音を立て、1人はこちらに走ってくる。
真っ黒なローブに身を包んでいるが、その顔立ちから男性だと推測できた。
刹那、その手からは渦が生まれ────
男の放った鋭い風の斬撃は、Sレイマリが生み出した技そのものであった。
『風』でも簡単な術ではないし、それこそ最初から存在する技ではなく能力が後天発現したレイマリの生み出した術。
外部には洩れていないはずだ。
術を見せた者らは殺しているし、直接研究するにしても機会とサンプルがない。
続きます、普通に













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。