どうも。津々楽あなたです。
私は今、初出勤日を迎えております。
小さい頃からの夢だった作曲家になって、第一志望のレイジングエンターテインメントに入社が決まったのです。
喜びと緊張が入り交じって吐きそうです。朝ごはん食べなくてよかった。(?)
初出勤日である今日は、社長のレイジング鳳さんに呼ばれて、社長室に向かっています。
社長室の目の前まで到着し、重厚な扉を数回ノックする。
扉の向こうから声が聞こえたのを確認し、扉を開ける。
恐る恐る入ると、そこにはいかにも高級そうな机があり、その奥の椅子に座る社長が居た。
そう言われ渡されたのは地図と一通の茶封筒。
“以上”
その言葉で慌てて社長室を後にした。
取り敢えず、この地図にある場所に向かおう。
私は茶封筒を鞄にしまい、地図を握りしめて事務所を出た。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。