第32話

堕天使に芽生えた輝き
702
2023/10/06 13:49 更新
蘭と竜胆が……
ある夕方、
ふとかかってきた電話に出たお母さんは
今にも消え入りそうなほど意気消沈していて、


青ざめた顔のまま、受話器まで落としてしまった。






ようやく分かった、




容姿の抜群さを生かしてオシャレしても
自分磨きしても周りの目は変わらなかった




あなた
灰谷あなたですっニコ







そう言うたびに人が離れていくのは.....
















わたしが














あのカリスマ兄弟の







妹だからだ








あなた
六本木、仕切ってたんだね。お兄ちゃん
あなた
間は任せて、
あなた
わたしがなんとかするから✨
あなたはそう、誰もいない寝室に向かって
つぶやいてみせた。







わたしは一度聞いたことがある。
りんどー、早く行くぞー?
竜胆
う、うんっわかったよにーちゃん。
あなた
ねぇ…
竜胆
ん、あなた...?
あなた
どこ行くの...?
あなた
あなたも連れてってくんないの…?
...チッあなたにはまだ早いわ、
あなたの可愛らしい問いかけにも関わらず、
蘭がかったるそうに舌打ちする
あなた
早いって何が、?
俺らは男を証明しに戦うの、


竜胆
そうだぞ。
強いってことしょーめ、するんだよ
竜胆
て、あなたはまだわかんねーか..
あなた
2人だってがきんちょのくせにw
はは、生意気だな〜♡
蘭があなたの前ではじめて微笑みを見せたのは

たぶんこのときだ、。
......








....?..!!...!!







あなた、聞いてるの?!
あなた
わっ、なに?!!
突然大声で名前を呼ばれて目をやると
何やらものすごく意気込んだ様子の母さんがいた






ここの家売ってすぐに引っ越すわよ。
それから今度からお母さんの旧姓..
新しい苗字を使うの。


その日から、わたしは












灰谷あなたから、柏木あなたになった。







もう誰も泣かないように、悲しませないように





















非の打ち所がない"優等生"として




"柏木あなた"として生きていくことにしたんだ




  











































表はね?





闇色の空、ビルなどのライトで賑やかになるころ



六本木ら辺を徘徊する小柄な女がいた。












その女は
あなた
わたし?
あなた
わたしは"灰谷あなた"もとい、
あなた
柏の巫女女だよ。?
彼女は決まって、そう微笑んだそうな。








そんな少女も家では、








猫を被っているようで



あら、あなた。
こんな時間18時からどこ行くの?
偶然、仕事帰りの母と玄関で出くわした。
あなた
えーっと、
あなた
塾だよ!特待生でいってるから無料なんだよね、




笑顔のまま平気で嘘つくわたし、


それに対して何の感情罪悪感も湧かないわたしは




どこか狂ってるのかもしれない





あなた
ねぇ…..お母さん、
あなた
今日ってさ、
















あなた
お兄ちゃん達が"釈放"される日だよね?

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