視点 緑谷出久
グラウンド
普通のロボットとは違い、その2倍程あるロボットが現れた。
そんな.....
(ドシン)(ドシン)
そして、そのロボットはあなたの名字さんにパンチしようと近付いて来た。だが、さっきと同じように避ければ、行けるはず!
(ウィーン)
そう思っていたが、
(バゴォォォン!)
あなたの名字さんに命中し、色んな所から血が出ていた。
(ウィーン)
(バゴォォォン!)
ち、血が.....大量に.....
あなたの名字さんの.......本気?
個性が......爆破以外に.....2つ?
そう言い、相澤先生はまたあなたの名字さんの方を見た。
(バゴォォォン!)
そして限界が来たのか、あなたの名字さんは倒れた。
すると、いきなりかっちゃんが立ち上がり、
大声で叫んだ。
かっちゃん......
(ウィーン)
( ゚д゚)ハッ!また攻撃が、
(ボゴォォン!!)
何.....これ....鉄球?
え、あなたの名字さんの頭に......角....?
もしかして其れが、あなたの名字さんの2つ目の個性。
そう言うと、あなたの名字さんは素早く移動し、ロボットに近づいた。
そしてロボットの頭の上より高く飛び、
鉄球を振り回しながら、頭を潰した。
(バゴォォォン!)
すると、
(ドッカーン!)
ロボットが爆発した。
そう僕達が話していると、
あなたの名字さんが落ちて来ている、ということが分かった。
絶対に落ちたら死んでしまう、そう思った僕は、
とっさにあなたの名字さんのもとへ走った。が、
かっちゃんが来ていた。
初めてだった、かっちゃんが他の人を助けようとしているのは。自分の個性を使いながら、必死で助けに行く姿を.....僕は初めて見た。
(BOOOOOM!!)
そして、
(ギュッ)
あなたの名字さんをお姫様抱っこした。
その後かっちゃんはあなたの名字さんを抱えながら、着地した。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。