第94話

ジェシー×北斗🦓🦅元カノとセフレ
4,608
2021/04/03 07:21
あっ………ジェス

スマホを取ってジェスに電話を掛ける…

あなた

ジェス、ごめん。

ジェシー
ジェシー
大丈夫?
体調悪いなら
また、今度でも……
あなた

ううん。大丈夫。
今、エントランス
開けるから

ジェシー
ジェシー
ありがと


〜北斗サイド〜

いつもなら正面のエントランスから

出るけど

あなたの友達とやらと

鉢合わせするのは嫌だった

だから、地下の駐車場まで降りて

裏口から帰る事にした

興味はあったけど、見てしまえば

きっと後悔する事は

分かってた



いつからだろう……

好きになってたのは

早く言っておけば良かった

でも、振られるより

今の関係であれば

あなたを近くに感じられた

どう見ても、彼氏や他の男の気配なんて

なかったから……

俺が連絡をすれば断らない

泊まっても何も言わないし

家に男の物なんて俺の着替え位だし

着替えやパンツを置いていっても

何も言わなかったからだ


なのに……





〜ジェシーサイド〜
あなた

どうぞ。入って。

ジェシー
ジェシー
ん。ごめん。
明日、休み?
あなた

分かってて、
来たんでしょ?

ジェシー
ジェシー
へへっ。
相変わらず、なんでも
お見通しだね
あなた

なんでもじゃないよ?
どうしたの?

ジェシー
ジェシー
ねぇ、なんで
目見て話しないの?
あなた

……別に、そんなんじゃ
ないけど…

ジェシー
ジェシー
絶対そう!
ねぇ、顔見せて?
あなた

………
それより…

俺はあなたの顔を両手で

包み顔を上げさせる
ジェシー
ジェシー
どうしたの?
なんか顔赤い…
あなた

なっ……んでも
ない。
なんか飲む?

ジェシー
ジェシー
あなた、会いたかった。
俺、別れたの後悔してた
あなた

ジェス……

ジェシー
ジェシー
あなたは?
あなた

……わからない

ジェシー
ジェシー
……そっか。
俺はあなたから手を離し

気まずそうなあなたを

ギュっと抱きしめた
あなた

ジェス?

ジェシー
ジェシー
ちょっと、だけ。
お願い。
あなた

ジェス………
痛いよ…

ジェシー
ジェシー
Ahahaha……
ごめん…
そう言って、回していた手を解こうとした時

あなた越しにベットが

目に入った…………
あなたの部屋は広めの1Rで

仕切る物がない

ベット……………乱れてる?

思わず………
ジェシー
ジェシー
誰かいた?
あなた

何、いきなり。

そう思って見てみると

色んな所に人がいた気配?

みたいなのがある。
ジェシー
ジェシー
男?
あなた

ジェシーには
関係ない…

ジェシー
ジェシー
ちょっと、きて
自分でも、何をしてるのか

分からなくなってて

俺はあなたの腕を引っ張って

ソファに倒した
あなた

ちょっと……ジェシー
やめてっ

ジェシー
ジェシー
そんなちからで叩かれても
俺を煽るだけだよ?
あなた

ほんっと、やめてっ
お願い……

ジェシー
ジェシー
………なんで、
帰れって言わなかったの?
ちゃんと、帰ったのに
他の男に抱かれた後に
なんで、会うの?
物足りないの?
俺はあなたの首に顔を埋めた時

微かに、でも明らかにあなたとは

違う匂いに

苛立ちが増していく
でも、この匂い………

知ってる気がする……
頭に誰かが浮かぶけど

誰か顔は分からなくて、ハッと我に返った

下のあなたを見ると

目には涙が溜まってて……
ジェシー
ジェシー
ご……ごめん
こんな事しに
来たんじゃないのに……
あなた

もぅ、どいてよ!
帰って……
なんで、会いにきたの?

ジェシー
ジェシー
俺は…今でも
あなた

もぅ、遅いよ。

ジェシー
ジェシー
なんで……
悪かったと思ってる
あの時…俺は
あなた

理由なんか聞きたくない
今更聞いたって……
あの時は
何も言ってくれなかった
くせに…
もぅ、帰ってよ……

自分がした事のバツの悪さと

あなたの涙に負けて

帰る事にした
あなた

ちょっ……
ジェシー

ジェシー
ジェシー
また、連絡するから
お願い、拒否らないで
そう言って、強く抱きしめると
あなた

…分かったから

と、あなたは小さい声でいった

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