前の話
一覧へ
次の話

第8話

仕事
23
2026/05/29 17:51 更新



ーあなたsideー



次の日の仕事は事務所だったので



お兄ちゃんと一緒に向かった。



お兄ちゃんは、静かに



でも、気を遣いながら歩いてくれた。



別れ際には


菊池風磨
菊池風磨
あんま無理すんなよ



と、一言言って仕事に向かった。



ガチャ


(なまえ)
あなた
…おはよう、ございます
平野紫耀
平野紫耀
あなたのニックネームおはよう!
髙橋海人
髙橋海人
おはよー!
永瀬廉
永瀬廉
おはよう
岩橋玄樹
岩橋玄樹
おっはよー!
神宮寺勇太
神宮寺勇太
おはようあなたのニックネーム



楽屋に入るとみんなはいつも通り接してくれた。



男の人は少し怖いけど、



この変わらない感じが私のことを安心させてくれた。



みんな揃ってると思っていたけれど、



優太だけはまだ来ていなかった。



ーガチャー



急に扉が開いて少しびっくりしていると、



優太が入ってきた。


岸優太
岸優太
おざーす
キンプリ
キンプリ
おはよー
(なまえ)
あなた
岸優太
岸優太
あなたのニックネームおはよ



みんなには適当に挨拶したのに、怯えている私を見て



目を合わせて優しい声で挨拶してくれた。



言葉には出さないけど、心配してくれているようで



すごく嬉しかった。


(なまえ)
あなた
…おはよ、ございます



私が返すと、満足そうな顔でみんなのところに行った。



1時間後にはメイクが終わって本番に入った。



今日は撮影だけで終わりだから、巻けるかと思っていた。



でも実際は、私が恐怖心を拭えていないせいで



顔が引きつったり、ポーズが上手く決まらなくて



何度も休憩を挟ませてしまった。



スタッフさんもメンバーも事情を知っていたから、



「気にしないで!」



と、声をかけてくれたけど



正直、自分のせいで押してると考えると



申し訳なさでいっぱいだった。



ようやく、写真撮影がおわった。



私は、全力でスタッフさんとメンバーに謝った。


(なまえ)
あなた
ほんとに、すみませんでした…
スタッフさん
スタッフさん
そんなに、気にしなくていいって笑
(なまえ)
あなた
いえ、ほんとに…
スタッフさん
スタッフさん
あなたのニックネームちゃん、少しづつ慣れていこう。
もう1回やり直せばいいんだよ
(なまえ)
あなた
…はい
(なまえ)
あなた
ありがとうございます…
平野紫耀
平野紫耀
よし!ありがとうございましたー!
岩橋玄樹
岩橋玄樹
ありがとうございました~!
永瀬廉
永瀬廉
ありがとうございました!!
髙橋海人
髙橋海人
ありがとぉございましたっ!
神宮寺勇太
神宮寺勇太
ありがとうございましたー!
ありがとうございまーす
岸優太
岸優太
あざしたっ!あざっす!あざっす!
(なまえ)
あなた
ご迷惑をおかけしてすみませんでした…
ありがとうございました…



申し訳なさを拭いきれないまま、お世話になった



スタッフの皆さんに深々と礼をしてスタジオを出た。



楽屋までの廊下では、みんな気を遣ってか



楽しそうに話していた。



そんなさり気ない優しさが今の弱っている私には



ちょうどよかった。



優太だけは5人の中には入らず、



黙って私の歩幅に合わせてゆっくり隣を歩いてくれた。



ー楽屋ー


(なまえ)
あなた
…ほんと、すみませんでした



私は、スタッフさんにしたようにまた深々と礼をした。



少し黙ったあと、みんなで笑ってくれた。


永瀬廉
永瀬廉
何かしこまってんねん笑
神宮寺勇太
神宮寺勇太
ほんとにあなたのニックネームは笑
髙橋海人
髙橋海人
謝んないでよ笑
岩橋玄樹
岩橋玄樹
俺らメンバーだからね笑
平野紫耀
平野紫耀
今日めっちゃくちゃ笑ったしね笑
岸優太
岸優太
ダメだった時はみんなで支えるから
岸優太
岸優太
人生ミスなんてたくさんするし
(なまえ)
あなた
…グスッ…ありがとう



みんなの言葉が嬉しくて泣いてしまった私を



またみんなが「泣くなよ~」なんて言って



笑ってくれた。



心の底から



いいグループとメンバーに出会えたなと思った。



























プリ小説オーディオドラマ