動揺しながらもそう聞くが
御影さんは無言で私を見つめるだけ
ねぇ!!何!?この気まずい時間!!
とりあえず否定しとこう……うん
そう思った私は口を開いた
私の言葉を遮って何やらほざき出したと思えば、結婚ですってぇ!?
そう言いながら必死に彼の胸を手で押し返すも、熱のせいで体に力が入らないのと、単純に彼の力が強いのとでビクともしない
なんなら近づいてくる
嫌!!近いって!!来ないで!!
必死に抵抗する私に、御影さんはにやっと意地悪そうに笑いながら
なんて意味のわからないことを言ってくる
う、うおぉお!!もう限界だ!!頭がパンクしそう……!!
これ以上どうするべきか分からず、頭をパンクさせていると
御影さんがいきなり笑いだした
何を笑っているんですかね?何か面白いことでもありました?ないですよね??
少しの殺意を醸し出しながら御影さんを睨むと
なんて爆弾発言をしてきた
……本気、?はい?何がです??
…………
おいおい、お宅のコーポレーションに私を入れないでもらっていいですかね?
こちとらお宅の財力になるつもりはないんでね!!
と言いたいところだが、そんなことを言えばこれ以上何をされるか分からないので
それだけ返して思考を停止させた
そんな私を見た御影さんは、こいつ……という顔をしながらもベッドから降りてくれた
うん、ほんとに、早く降りて欲しかったよ
だってこれダブルベッドじゃないからさ?うん、シングルなの、分かる?君の家のベッドはダブルだかシングルだかわからんくらい大きいだろうけどさ、ここは戦場なんでね!生半可な気持ちでベッド選んでねぇから!!
やべ、最後の方糸師さんみたいなこと言っちゃった……
私が心の中でグチグチ言っている間に、御影さんはそう言いながら部屋から出て行った
……なんか一気に静かになったな
まぁいいや、寝よう
私は再び目を閉じ、眠りについた













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!