其の言葉を聞いた瞬間、キョーは目を丸くして驚いた顔をした。
一言も声を発さず静観していた三人の内、一人が口を開いた。
特徴的な帽子を被り、肩近く迄伸びた赤い髪と可愛らしい容姿の所為で女性に見える。
" ルベル・レウクラウド " 。
私達より一歳年上。
普段は温厚な人だが、激昂すると人が変わった様になる。
…私は何方も見た事無いけど。
" ウィオラ・コンタミ " 。
レウクラウド同様一歳年上。
何故か頭にイカの口が描かれた紙を貼り付けている。
何時も偽善者みたいな笑顔を振り撒いていて、余り好きでは無い。
そう訝しみながら答えるのは " ヴィリディス・ミドリ " 。
片言な喋り方が特徴である、同い年の騎士の一人。
引っ込み思案で消極的な性格だと思っていたが…。
全方向から向けられる視線。
其れは鋭く冷たい。
私の全てを見透かそうとしている様な気がする。
あなたの下の名前(カタカナ推奨)の目は遠い虚無を映していた。
まるで、此の世の全てを知っているかの様に。
意外と此の話、大事かもですよ ?












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!