ある 晴れた日の朝
綺麗で長い黒髪を下ろし 、
キャップを被った女性が 町を歩いていた
肩には
明らかに大きくて重そうな荷物を持っていたが
何故か 女性の表情はとても明るかった
そう 、実はこの女
開店直後のデパートで
超高級ブランドのバッグ 、洋服 、腕時計
その他諸々 超高級品を大量購入していたのだ
合計すると恐ろしい金額になるが
可笑しな事に 降谷あなたは 満面の笑みなのである
だが 、超高級ブランドを爆買いする女でも
ポアロをごちそうになるという
売り文句に釣られるらしい (
カランカランッ 、と小気味よいベルの音
落ち着いた雰囲気とコーヒーの香り
" 喫茶ポアロ " は 町の住民から愛される喫茶店だ
ばたばたと荷物を置き
目深に被っていた黒いキャップを取ると
すぐに袖を捲り 、手を洗う
キッチンに置いてあったビニール手袋を付け 、
下ろしていた髪を一つに結んだ
と、一人 心の中でそう呟いた降谷あなただが
次の瞬間 思いもよらない質問が飛んできた
危うく 皿を落としそうになる降谷あなたは
無言で視線を 兄 降谷零に送るが
あっさり 無視された (












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。