マジ、ですか………
なんかずるいなぁ……最後しか出てないのに。
しかも私指名貰っても断るつもりだし
それぞれが反応を見せる。
前にいる飯田くんの肩を左右に揺らしている。
肩を揺らすのを辞め、後ろを振り向かれた。
目に涙たまってる……笑
貰った指名を元により実りある訓練をしよう……らしい。
まあ大体マキマが言った感じだ
ミッドナイト……。
体育祭の時もいたけど、この人一番高校に居ちゃいけない気がする。
まさかの発表形式だと知り、戸惑いを見せる。
そこで1番に立ったのは青山優雅だった
いいんだ、それで……
見事に断られ、不貞腐れながら席に戻った。
1年A組の空気は、最初に変なのが来たせいで大喜利になってしまった。
なんとか梅雨ちゃんのおかげで空気は戻り、
続々とまともなヒーロー名が発表された。
飯田くんも発表され、
次は緑谷くんが発表するらしい。
トン、と覚悟を決めたようにヒーロー名が書かれた紙を置いた。
その紙には、歪んでるけど、一番カッコイイ字で
デク
と書かれていた。
ミッドナイトにも採用され、
次は必然的に私の番になってしまった
一呼吸し、紙を机に立てた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。