【前回のあらすじ】
異世界の説明を受けた暇72により、
異世界にIターンした理由が、武器で魔物と
戦ってないからだと言う理由に行き着いた四人。
しかし暇72は魔法のステッキを持っておらず……
と、暇72の鋭いツッコミが入ります。
四人は、暇72の魔法のステッキを得るために
暇72を魔法少年に引き込もうとしているのですが、
本人からしてみれば何がどうしてそうなったのか、
正直意味がわかっていないのです。
しかし、四人は何も気にしてなどおらず、
四人の世界に入ってしまいます。
こさめがまず最初に口を開きました。
と、暇72は諦めてしました。
神様が暇72をこの四人の所に入れたのは、
いるまがボケた時用のツッコミ要員でもあったんかなと
暇72は神様のことを心底恨みました。
ついでに、この場にはいませんが、
グループのリーダーのことも恨みました。
でも、双方からのバチが当たると思ったのか、
暇72は溜息を零すだけにしました。
それでも、そんなの関係なしに、
四人の話はどんどん進んでいっていました。
と、その時、
こさめはそう言って
ステッキを取り出し振りました。
しかし、ステッキは光ることなく、
その場で振られただけでした。
と、四人で話は勝手に進んでいき、
いるまの雰囲気だけはせめて止めようと
暇72が静止をかけます。
しかし、勿論一人止めたぐらいで
暇72の味方が増えるわけではなく、
気がつけば三人は暴走を始めていました。
と、急に女声でステッキを振り始めたのです。
しかも、わざわざご丁寧に毎回台詞を変えて
毎回全力でそれをやっているのです。
暇72といるまは、それを少し離れたところから
引いたように見ていました。
と、哀れに思うような目であの三人を見つめ、
いるまの肩をポン、と叩く暇72。
いるまは、お前を巻き添えにするために
あんなことまでしてんのに……
と、逆に暇72を哀れに思いました。
それを察知したのか、暇72は再度溜息を吐きます。
と、そんな四人の暴走に追いつけず、
暇72は諦めて第三者視点に回りかけていました。
でもその時、暇72は急に目を見開いたかと思えば、
ピッカァァアアアアアアアアンッッッ!!
急に赤黒い光に全身が包まれました。
そうして、赤黒い光が止むと、
四人は、一斉に目を見開きました。

なんと、暇72が魔法少年の衣装に変身していたのです。
赤い詰襟のシャツに、黒いベストとズボン、
あとなぜかヘッドセットマイクがついていました。
しかし、変身した張本人と四人は
全く異なる反応をしました。
みことがびっくりしたように声をあげます。
と、こさめもみことに続きました。
二人とも困惑の表情を浮かべているのです。
それに、暇72張本人が対応しました。

いるまは、どこから出てきたのかもわからない
指差し棒を持って説明をする暇72にツッコミます。
これは、あくまでも目の前で起こってる前提であって
メタいという概念すら存在しないはずだからです。
つまり、それにツッコミをしてる彼もメタいのですが……
けれども、明らかに画風が違う彼を見て、
いるまは大きな溜息を吐きました。
なんて立派なフラグを立てて、
いるまはもう一度溜息を吐きました。
彼の苦労人生活はこれからも続きそうです。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!