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第3話

下僕
321
2025/06/15 01:16 更新
……数日後。
食満留三郎
なあ……最近の伊作、なんかおかしいぜ?
善法寺伊作
……? なにがぁ~?
いつもみたいに、パソコンに向かってお仕事中。留三郎が変なことを言ってきた。
食満留三郎
確かに仕事の効率は急に上がったけどよ。伊作、そこまで背ぇ低くなかったよな? それに顔つきも幼くなって、明らかに若返って……
善法寺伊作
気のせいじゃない? それよりお仕事しよーよ。怒られちゃうよ?
食満留三郎
ほら、喋り方も……。まるでガキに戻ってみてぇに
うるさいな。おれはいつも通りだってば。ちょっと幸せなことが続いてるから、浮かれてるだけなの。
善法寺伊作
ああ、はやくお仕事終わんないかなー……
食満留三郎
…………
お仕事が終わった後、おれが行くのはいつものお店。繁華街のビルの三階、「狐のマッサージ屋さん」。そこへ行けば、あの人に会える。
善法寺伊作
おじゃましまーすっ!
狐?人?
おお、よく来たの。今日も竹コースかえ?
善法寺伊作
うんっ!
そうだ、この人だ。変な服の綺麗なお姉さん。この人にお金を払えば、たくさん気持ちよくしてもらえる。
狐?人?
このところ毎日来てるのう。妾は嬉しいぞ♪
善法寺伊作
ぼくも嬉しいっ♡ 今日もたくさん気持ちよくしてね!
この人、優しいから好き。ぼくに狐さんの尻尾と耳をくれて、それで一杯よしよししてくれる♡ ぼくのこと女の子にして、一杯おまんこしてくれるのっ♡



優しいお姉さん、だーいすきっ♡
善法寺伊作
はやくっ♪ はやくっ♪
狐?人?
……うむ、この調子なら……
善法寺伊作
どーしたの? はやくぼくのこと、狐さんにしてよ!
ぼくのことをジロジロ見るばかりで、全然触ってくれない。はやく、気持ちいいマッサージして欲しいよ。
狐?人?
お主、今日は松コースにしてみぬか?
善法寺伊作
松って、一番高いコース? どんなことするの?
松コースは5000円だっけ。お金はあるけど、内容が気になるなぁ。
狐?人?
いやなに、簡単なこと。お主を妾の下僕にするだけ・・・・・・・じゃよ
善法寺伊作
なーんだ、下僕にするだけか
狐?人?
そうそう、下僕にするだけ。下僕になったらもう二度と人間には戻れんし、正真正銘妾の眷属として一生仕えることになるが、それだけじゃ。その代わり、たーっぷりと気持ちよくしてやるぞい♪
善法寺伊作
ほんとっ!? ほんとに気持ちよくしてくれる!?
狐?人?
ああ、してやるとも
善法寺伊作
わかった! 人間やめる! ぼくのこと、狐さんにしてください! たくさん気持ちよくしてくださいっ♡
狐?人?
……ふあははははははっ! ああ、いいとも。さあ、マッサージを始めるとするか
善法寺伊作
うんっ♡
ぼくはいつもの様にすっぽんぽんになり、マッサージ台に寝そべった。もう何度も女の子になったので、変化の術はスムーズだ。特に時間をかけることなく、可愛い狐娘に変身させてもらえる。
狐?人?
感じるか? お主の子宮は、ココ・・にあるのじゃ
善法寺伊作
ふぁっ♡ わかる、わかります♡ くあんっ♡
そうして変身したぼくのお腹を、お姉さんの指でトントンと押された。男の子には備わっていないはずの、女の子の象徴。そこをお腹の上から刺激されて、思わず声が漏れてしまう。



ここが、僕の子宮なんだ……♡
狐?人?
今からここへ紋様を刻む。お主が妾の所有物であるという証を刻むのじゃ。これを刻まれたが最後、もう妾からは離れられん。お主の生殺与奪を妾が握る事になるのじゃぞ。それでも、本当によいか?
善法寺伊作
え……
そんな。人間はおろか生物としての尊厳を奪うような、そんなひどいことをされてしまうなんて。



ああ。
善法寺伊作
(なんて、素敵なんだろう……♡)
もう我慢できない。はやくこの人に堕ちて、気持ちよくなりたいっ♡
善法寺伊作
お願いします! ぼくのお腹に、あなたの証を刻んで下さい!
狐?人?
……ふふふふふふ♪
そしてぼくのお腹に両手が添えられたかと思うと、その箇所が鈍く光り出した。
善法寺伊作
ふっ……♡ きゅぅん♡
同時に、ぼくの子宮がずくずくと熱を帯びるのを感じる 。お姉さんの手で胎を直接愛撫されているかのような、優しい刺激。そのポカポカした感じがとっても幸せだった。
狐?人?
よいか、これより妾とお主の間には絶対的な上下関係があるのじゃ。妾のことは『あるじ 様』と呼び慕え
善法寺伊作
わかりました、あるじさまぁ♡ 一生お仕えさせていただきますっ♡
お腹に模様が刻まれる度に、ぼくの中で主さまへの忠誠心が芽生えていく。この人に愛されたい、ご奉仕したい、一緒にいたいって気持ちが溢れ出てきちゃうよ。
狐?人?
ほれ、出来たぞい。下僕にピッタリの下品な淫紋じゃ♪
善法寺伊作
わあ……♡
主様の御手が離れた時、ぼくの下腹部にはハートを形どったピンクの紋様が刻まれていた。ほのかに発光するそれは、とってもえっちな雰囲気だ。



そして同時に、本能で理解したんだ。ぼくの身体が、限りなく主様に近くなったってこと。ぼくの身体はもうぼく自身のモノじゃなくて、主様のモノなんだってこと。この人が、ぼくの絶対的なご主人様だってことっ♡
善法寺伊作
(……ああ、もう戻れなくなっちゃった……♡ ぼく、あるじさまの言いなりにされちゃったんだぁ……♡)
狐?人?
くふふふっ。さて、約束通り気持ちよくしてやるかのう。お主はどこをいじって欲しいのじゃ?
善法寺伊作
……! あるじさま、ありがとうございます! しっぽっ! ぼくの尻尾をごしごししてほしいですっ!
狐?人?
わかったわかった、そう焦るでない。松コースは時間無制限じゃからの。これよりお主は、永遠に妾の愛玩動物じゃ♪
善法寺伊作
きゅうううんっ♡♡♡
……こうしてぼくの 人生は幕を閉じ、あるじさまの下僕としての生活が始まった。あるじさまの撫で撫では気持ちよすぎて、いつか言葉も分からなくなって本物の狐に堕ちちゃうかもしれないけど。



でも、あるじさまに優しくしてもらえるんだから、それもいいかな。なんて思ってしまったり。
善法寺伊作
きゅぅん♡ こやぁん♡ あるじさま、いくっ♡ ぼく、イっちゃうよぉ♡
狐?人?
ほれほれ、果ててしまえ♪ お主は本当に愛い奴よのう♪
善法寺伊作
ふわああああああっ♡♡♡
今日もぼくは、あるじさまのマッサージでイキ狂うのだった。




食満留三郎
ここか、アイツが通ってたって言うマッサージ屋は……
とある繁華街にて。行方不明になった伊作を探すべく、ある男が走り回っていた。
食満留三郎
マッサージを受け始めてから、アイツは様子がおかしくなった。何かあるに違いない!
留三郎は勇ましく、そのマッサージ屋があるビルへと入っていく。
狐?人?
……おっ? 客か? よう来たの~、おのこよ。狐のマッサージ屋さんへようこそ
伊作?
主様、新規のお客さんですか……? ……あっ、キミも来たのか!  ええと、いらっしゃいませー!
食満留三郎
……はぁ?
店に入った留三郎を出迎えたのは、奇妙な二人組。巫女服を着用した、妙齢の女性と小学生ほどの少女だった。側から見れば姉妹と思しきその二人は、妖しい雰囲気をかもし出していた。
伊作?
キミもマッサージを受けに来たんだねぇ。うんうん、正解だよ! とっても気持ちよくしてもらえるよ♪
食満留三郎
……? 誰だ? 初対面のはずだよな?
二人のうち幼い方は、男のことを知っているようだった。しかし男の方には、この少女に関する知見が無い。
伊作?
とにかく受けてみればわかるよ! ほらほら、この三つのコースから選んで!
食満留三郎
いや、俺は……
伊作を探しに来た、と言うことができない。少女は矢継ぎ早にマッサージをするよう誘ってくる。結局、少女の言うことに流されるまま、留三郎はマッサージを受けることになる。
食満留三郎
じゃあ、梅コースくらいなら……
伊作?
梅だね! 主様、お願いします!
狐?人?
承知した。ふっふっふ、天国へ連れて行ってやろうぞ♪
ここは、狐のマッサージ屋さん。妖の住まう、極めて危険な場所。



  今日も、一匹の狐が生まれる……。

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