ピピピピッ ピピピピッ(アラーム)
相澤はアラームを止めて重い体を無理やり起こす。
死柄木が相澤を呼びに行く。
死柄木が戻り相澤が着替え、着替え終わったらリビングへ行く。
そして死柄木が入れたコーヒーを飲みながらニュースを見る。
それが相澤のルーティンだ。
ヴィラン活動。
相澤は1人で行動するつもりだった。
だが死柄木に呼び止められた。
「俺たちの〖個性〗が合わさったらどれだけ素晴らしい活動が出来るだろうか」と。
相澤は仕方なく一緒にいる。
その事実を死柄木も知っている。
7時50分。
タクシーでアジトから雄英まで約15分。
しかしアジトがバレるといけないから少し離れてからタクシーに乗る。
出勤時間は8時。
ほぼ遅刻決定だ。
相澤は雑にドアを開ける。
走っていつもタクシーに乗る場所まで行った。
相澤がタクシーを拾う。
おもむろにスマホを取り出す。
電話をかけた。
かけた先は雄英高校だ。
電話を切りポケットに手を入れる。
タバコを取り出す。
窓が開く。
窓から顔を出してタバコを吸う。
するとタクシーは急ブレーキをかけた。
運が悪い。
雑に1万円札を置く。
勢いよくドアを開け駆け出す。
吸いかけのタバコを投げ捨てる。
長めのコートをヒラヒラさせながら走る。
秋の風は少し冷たい。
夏じゃなくて良かったと相澤はしみじみ思う。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。