第75話

第七十三話 先のこと
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2025/02/25 08:22 更新














3年後
















今日は、僕らにとって大忙しの日です!
ワドルディ
ワドルディ
キララさん!会場設営はどうですか?!
キララ
キララ
バッチリですよ!
カイ
カイ
お母さん!料理ここに運んじゃっていい?!
キララ
キララ
うんそこ!ありがとうホントに!
カイくんはもう5歳。見た目はあんまり変わってないけど、2歳のあの頃が異常だっただけみたい。
(本当、賢すぎた…)
キララさんは、リンさんと同い年だけれど、この場の誰よりも主婦で大人っぽい女性になった。けれど、自身の恋愛には興味ないみたい。(他を眺めるのと、カイくんを見守るので充分らしい)












ワドルディ
ワドルディ
………あ!カービィ!二人ともどうだった?
カービィ
カービィ
うん!リンさんとダークがチェックしてるけど、良さそうだったよ!
カービィは、この3年ですっかり女性っぽい体つきになった。と言っても、性格とかは全然変わってないけど。
…それに………。




カービィ
カービィ
?どうしたの?ワド、コテンッ
ワドルディ
ワドルディ
(今日も可愛いッッ!!!)
ワドルディ
ワドルディ
今日も可愛いね
カイ
カイ
全然隠せてな~い
カービィは更に可愛くなった(個人の意見)。









やがて、衣装とかをチェックしていたリンさんとダークが戻ってきた。
リン
リン
ワドくん!お二人とも、準備オッケー!
ダーク
ダーク
メタナイトさんは部屋から出すのに苦戦したけどな……
お二人はもう18歳。立派なカップル…、というかコンビになっている。

























…準備が終わったら、メインイベントの始まり!
ワドルディ
ワドルディ
…じゃあ!“新郎新夫”のお二方!!入場お願いします!
入り口からは、顔を赤くしているお二人が、腕を組んで歩いてくる。ちょうど、玄関の前にある花畑の先に行くように。
そこには、リンさんのお爺さんが、わざわざ神父をやってくれたため、待機している。それだけじゃなく、僕ら以外に、ポップスターに居る、リンさんの村の方達も、並んでお二人を見守っている。

















そう。









デデデ大王
デデデ大王
………いやー、ハズいな…///
メタナイト
メタナイト
………////
今日は、大王様とメタナイトさんの結婚式!!
キララ
キララ
あー!!尊い!尊いの塊ー!!お幸せにー!!
カイ
カイ
お母さん、静かに!
リン
リン
いやまあ…、こうなっちゃうよね…













リンさんのお爺さんのところに着いた二人は、足を止めて、じっと緊張した様子で居る。
お爺さんは、微笑ましい顔で言う。
リンの祖父
リンの祖父
……では、問います
リンの祖父
リンの祖父
新郎デデデ、貴方はここに居るメタナイトを、
リンの祖父
リンの祖父
悲しみ深い時も、喜びに充ちた時も
リンの祖父
リンの祖父
共に過ごし、愛をもって互いに支え合うことを誓いますか?
デデデ大王
デデデ大王
おッ((、………、はい!
ワドルディ
ワドルディ
(今「おう」って言おうとしたな…)
キララ
キララ
ヤバい……死ぬかも……ゼェ、
カービィ
カービィ
これで死んじゃったらこの後どうしちゃうの
暴走しそうなキララさんをカービィが収めていると、神父は続きを言った。
リンの祖父
リンの祖父
新夫メタナイト、貴方もまた、ここにいるデデデを
リンの祖父
リンの祖父
悲しみ深いときも、喜びに充ちた時も
リンの祖父
リンの祖父
共に過ごし、愛をもって互いに支え合うことを誓いますか?
メタナイト
メタナイト
………ッはい、
キララ
キララ
あー、緊張して言葉に引っかかってる感じなのヤバい!!尊い!
カイ
カイ
お母さん、死ぬなら今のうちだよ
ちょっと発言が怖くなってきたカイくんを置いて、神父は次の行程に行った。
リンの祖父
リンの祖父
では……、指輪の交換をお願いします
そう言いながら、神父は、二つの指輪を出した。
キラキラ輝いている結婚指輪、あれはポップスターの村にいた人達が自ら作ってくれたもの。
デデデ大王
デデデ大王
…、じゃ、…メタナイト……、
メタナイト
メタナイト
…、ああ
顔は赤く、それでもって緊張した様子でいる大王様は、プルプルした手で、それをメタナイトさんの指にはめた。
それに比べ、メタナイトさんは顔を平然に装って、でもゆっくり、大王様の指にはめていった。





リンの祖父
リンの祖父
…では、誓いのキス((……、口づけをお願いします
なぜ言い換えたのかは分からないけど、神父はそう言って、微笑ましく目を閉じて笑った。
デデデ大王
デデデ大王
………ッ、///
ギュッ

大王様は、メタナイトさんの顔を向いて。メタナイトさんは、しっかりと大王様の顔を見て。





デデデ大王
デデデ大王
……メタナイト、
デデデ大王
デデデ大王
…これからも、よろしく頼む、///
メタナイト
メタナイト
……ああ、///









そんな会話を交わして………。




















お二人は口づけをしました。





キララ
キララ
アッアッアッアッ……、ガハッ
キララ
キララ
死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ……
カイ
カイ
だから、言ったでしょー
リンの祖父
リンの祖父
……じゃあ、新郎新夫のお二方、ブーケトスをお願いします、
デデデ大王
デデデ大王
おう
メタナイト
メタナイト
…、欲しい人は並んでくれ
その言葉が出た瞬間、メタナイトさん達の前には、沢山の人が移動していった。結婚したいみたい。


僕らは出遅れて、後ろのほうになった。
デデデ大王
デデデ大王
…じゃ、俺様から投げるのと、メタナイトから投げるのとで二つあるから、キャッチしたい奴は取ってけ
メタナイト
メタナイト
……じゃあ、
デデデ大王
デデデ大王
せーのっ!
そう言った瞬間、その場にいた人達はまるで獣のように飛び上がった。怖い。












と思っていたら、カービィとダークの腕に、すっぽりと入っていった。
カービィ
カービィ
……えっ?
ダーク
ダーク
……え?
その場にいる皆が目を丸くしている中、大王様達は笑いながら言った。
デデデ大王
デデデ大王
いやぁ、偶然だな
デデデ大王
デデデ大王
までも、カービィはワドルディと、ダークとリンと頑張れよ!
ダークとリン、という単語を聞いた村の人達は、歓声をあげて拍手をした。当の本人達は、少し顔が赤くなっている。
メタナイト
メタナイト
…それに、ダークはポップスターに行くからな
メタナイト
メタナイト
こいつの代わりに、星を頼むぞ
デデデ大王
デデデ大王
たまに俺様も行くけどな?
その後、再び拍手が鳴り響いた。リンさんは、ダークに「頑張ろうね」と言葉を送って。




そう。ダークは近いうち、リンさんと一緒にポップスターに戻って、大王様の代わりに王をやることになった。リンさんは王妃になる。
一度壊れた星を、大王様が再び統治するのも、周りから見ると信用に欠けるみたいなので、魔法の才もあって、知識も充分にあるダークが、ポップスターを統治することになったのだ。
今、あの時いた住民は、それぞれ別の星で暮らしているそうだから、村にいた人達で、小さい国…、いや、星を築いていくそう。土地は大きいけれど、たまに大王様も見に来るから、その時考えれば良いのかも。











デデデ大王
デデデ大王
……じゃ、披露宴やるか!
メタナイト
メタナイト
そうだな
カイ
カイ
僕も手伝う!
大王様はどうするのかと言うと、メタナイトさんと一緒に、この地球で過ごしていく。僕らも、しばらくはそう。メタナイトさんと大王様は軽くお仕事を、キララさんはお父さんの潰れた会社を再建、カイくんは数年後小学校に、

僕はもう行ってるけど、来年、カービィは僕と同じ高校に行く。折角だから、この星の勉強を学んでみようと思ったんだ。












あのとき。カービィと僕でこの星に来て、ホントはリンさんもいて、その後すぐ、カービィはダークに連れ去られ…、というか着いていって?、キララさんとカイくんに会って、メタナイトさんと大王様に再会して、そしてルーガと………。






皆、始めは小さな希望を持ってる。でも、誰かの行動一つで、それが大きく狂ってしまうこともある。




僕らは、その悲しい連鎖を、今後も止め続けなきゃ行けない。でも、深く考える必要は無い。














リンの祖父
リンの祖父
ダーク、リンを頼むぞ
リン
リン
お爺ちゃん、むしろ、私にダークを託してくれても良いんだよ?
リンの祖父
リンの祖父
どーゆー意味?
ダーク
ダーク
深く考えないで大丈夫です…///





カイ
カイ
お母さん、大丈夫?
キララ
キララ
いや、あの……、三途の川に優しい顔したお父さんと爺やが見えてきただけ……
カイ
カイ
ホントに大丈夫!?









デデデ大王
デデデ大王
…メタナイトよぉ、キララからの案でウェディングドレス着るってあったけど、それでも良かったんじゃね((
メタナイト
メタナイト
お前はこの服が嫌なのか?
デデデ大王
デデデ大王
違うそーじゃない嫌じゃない、それ見たらウェディングドレスも見たくなっただけなんだよ
メタナイト
メタナイト
絶対着ない












カービィ
カービィ
…ワド、
ワドルディ
ワドルディ
うん?



カービィ
カービィ
……幸せだね
ワドルディ
ワドルディ
…………、うん!




























今を、大事な人達と一緒に、幸せに生きれば良いだけなんだ。


















































【あの子と僕の境目】

    end













終わっちゃったよぉぉぉ、って思った方。

一応次回に、「終わりましたね」報告と、ホントに終わるのかって言う話をします。





特にルーガくん好きだった人は離れないことをおすすめします。

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